面影③
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庭の奥にある西洋風の東屋。
白い石造りのこの小さな休憩室は「ガゼボ」っていうふうに呼んだりもするらしい。
カプセルコーポレーションの広い庭に、このガゼボはいくつかあるんだけど、私のお気に入りは、庭の奥にある、森に囲まれたようなこのガゼボ。
ここは、家からそんなに離れてないし、木に囲まれてて、目立たない。
だから、私のお気に入りの場所だった。
何で目立たないのがいいのかって言うと、それはギターの弾き語りがしたかったから。
だから、ひっそりしたこの場所で、いつも独り、ギターを弾いてたんだけど……。
「梨子さんの唄を聴くと、力が湧いてきます」
歌い終わって、すぐ言われた感想に、私はやっぱり恥ずかしくなった。
唄ってる声なのか、気って呼ばれるもののせいなのか……。
この秘密の場所に、時々トランクスさんが来るようになった。
そして、こうして毎回私の唄に対して、感想を言ってくれる。
あのパーティで、みんなの前で唄ってから、人前でのギターの弾き語りには少しは慣れたはずだったんだけど……。
こうしてじっくり聴かれると、やっぱりすごく恥ずかしい。
だから、今日も照れを隠すために
「私の唄っていうより、この歌がいいんですよ!」
無駄に張った声を出すと
「それもありますけど、梨子さんが唄うことで、この曲に更に力が宿る。俺はそんなふうに思います」
隣りに座るトランクスさんに微笑まれ、余計に恥ずかしくなった。
そして同時に、その言葉は未来に帰って行ったトランクスさんから言われた
白い石造りのこの小さな休憩室は「ガゼボ」っていうふうに呼んだりもするらしい。
カプセルコーポレーションの広い庭に、このガゼボはいくつかあるんだけど、私のお気に入りは、庭の奥にある、森に囲まれたようなこのガゼボ。
ここは、家からそんなに離れてないし、木に囲まれてて、目立たない。
だから、私のお気に入りの場所だった。
何で目立たないのがいいのかって言うと、それはギターの弾き語りがしたかったから。
だから、ひっそりしたこの場所で、いつも独り、ギターを弾いてたんだけど……。
「梨子さんの唄を聴くと、力が湧いてきます」
歌い終わって、すぐ言われた感想に、私はやっぱり恥ずかしくなった。
唄ってる声なのか、気って呼ばれるもののせいなのか……。
この秘密の場所に、時々トランクスさんが来るようになった。
そして、こうして毎回私の唄に対して、感想を言ってくれる。
あのパーティで、みんなの前で唄ってから、人前でのギターの弾き語りには少しは慣れたはずだったんだけど……。
こうしてじっくり聴かれると、やっぱりすごく恥ずかしい。
だから、今日も照れを隠すために
「私の唄っていうより、この歌がいいんですよ!」
無駄に張った声を出すと
「それもありますけど、梨子さんが唄うことで、この曲に更に力が宿る。俺はそんなふうに思います」
隣りに座るトランクスさんに微笑まれ、余計に恥ずかしくなった。
そして同時に、その言葉は未来に帰って行ったトランクスさんから言われた