面影②
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どんな服にしようかな~。
私は鼻歌交じりに、この家の広大なウォークインクローゼット「二十九号館」に向かってた。
「二十九号館」っていうのは、カプセルコーポレーション製の洋服が収納されている場所で、私は密かに、一人ファッションショーを開催したりしてた。
だって、服だけじゃなくて、靴や小物なんかも充実してるんだもん! 色々着たてみたくなるじゃない!
自分を正当化しながら「二十九号館」の前まで来た時、ドアがシュッ! って開いて、中からトランクスさんが出て来た。
!?
出て来たトランクスさんを見たその瞬間。
私は驚いて固まっちゃった。
だって、だって……!
「梨子さん?」
名前を呼ばれ、ハッとした私の顔を見て、トランクスさんは「どうかしましたか?」って、不思議そうな顔をした。
「あ、えと……」
私は答えるのを一瞬躊躇ったけど、じっと見つめてくるトランクスさんから、圧みたいなものを感じ
「え、えっと……その服」
トランクスさんの視線から逃れるように、視線をそろそろと下にずらすと
「少し前までここにいたトランクスさんも、同じ服を着てたから、ちょっとビックリしちゃって……」
誤魔化すように笑顔をつくった。
そしたら今度は
「そうなんですか?!」
トランクスさんの方が驚いた顔をして、自分の着てる服に目を向けた。
そのトランクスさんの反応が、何だか可笑しくて
「やっぱり、同じトランクスさんだから、服の趣味も一緒なんですね!」
思わず笑っちゃうと
「そ、そうなんでしょうか……? 何だか恥ずかしいな……」
照れ臭そうに、トランクスさんは頭を掻いた。
そんなトランクスさんの姿を目にしながらも、私の心は別の世界へと帰って行ったトランクスさんを想い出し、切なくなった。
私は鼻歌交じりに、この家の広大なウォークインクローゼット「二十九号館」に向かってた。
「二十九号館」っていうのは、カプセルコーポレーション製の洋服が収納されている場所で、私は密かに、一人ファッションショーを開催したりしてた。
だって、服だけじゃなくて、靴や小物なんかも充実してるんだもん! 色々着たてみたくなるじゃない!
自分を正当化しながら「二十九号館」の前まで来た時、ドアがシュッ! って開いて、中からトランクスさんが出て来た。
!?
出て来たトランクスさんを見たその瞬間。
私は驚いて固まっちゃった。
だって、だって……!
「梨子さん?」
名前を呼ばれ、ハッとした私の顔を見て、トランクスさんは「どうかしましたか?」って、不思議そうな顔をした。
「あ、えと……」
私は答えるのを一瞬躊躇ったけど、じっと見つめてくるトランクスさんから、圧みたいなものを感じ
「え、えっと……その服」
トランクスさんの視線から逃れるように、視線をそろそろと下にずらすと
「少し前までここにいたトランクスさんも、同じ服を着てたから、ちょっとビックリしちゃって……」
誤魔化すように笑顔をつくった。
そしたら今度は
「そうなんですか?!」
トランクスさんの方が驚いた顔をして、自分の着てる服に目を向けた。
そのトランクスさんの反応が、何だか可笑しくて
「やっぱり、同じトランクスさんだから、服の趣味も一緒なんですね!」
思わず笑っちゃうと
「そ、そうなんでしょうか……? 何だか恥ずかしいな……」
照れ臭そうに、トランクスさんは頭を掻いた。
そんなトランクスさんの姿を目にしながらも、私の心は別の世界へと帰って行ったトランクスさんを想い出し、切なくなった。