希望のかなた

夢小説設定

この小説の夢小説設定
主人公の名前
主人公の苗字
主人公の幼馴染(女の子)
主人公の幼馴染(女の子)の苗字
主人公の幼馴染(女の子)呼び方

「ただいま! マイ!!」

「っトランクス?!」

「遅くなってごめん……!」

「ホ、ホントだよ……! 全く! 過去の世界で、何かあったんじゃないかって、心配したんだよ!」

「本当にごめん……」

 一週間で帰って来るはずが、一ヵ月以上も経っていた。

 連絡も出来ず、マイには心配かけただろう。

 眠る我が子を抱きながら、安堵の表情を見せるマイを、俺はしっかりと抱きしめていた。



「そんなことがあったのかい」

「ああ。それで、帰るのが予定より遅くなったんだ……」

「そうかい。そういうことなら仕方ないね。それにしても、その二人、自分たちの地球に帰ることが出来そうでよかったじゃないか」

「ただ……何で、別の地球に来てしまったのか、それが解らないんだ……」

「そうだね……。でも、またその二人が来たとしても、今度は帰る場所が分かってるんだ。だから大丈夫さ!」

「……そうだな。二度とそんなことになって欲しくはないけど」

「そりゃそうだけどね。それよりさ、別の宇宙にも、地球っていう星があるなんて、ビックリだね!」

「俺も聞いた時は驚いたよ。でも、俺たちと何も変わらない、同じ地球人だったよ」

「へぇ。で、どんな子たちだったんだい?」

「うん。一人は剣道っていう武道をしてる子で、芯がある子だったよ。もう一人は、柔らかい雰囲気で……音楽の才能があって、ピアノやギター、それに歌も上手かったんだ!」

「へぇ、音楽かー。私も聴いてみたかったよ。別の地球の音楽を聴けるなんて、普通ないからね」

「そうだな。生演奏なんて、聴いたことがなかったし、貴重な体験だったよ」
1/2ページ
スキ