三十分間世界一周
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「見覚えがおありのようですねぇ。……それでは、別の場所にも行ってみましょうか」
ヴァドスさんは振り返り、持っている杖で、トン。と足元を突いた。
すると、次の瞬間には、足元に広がっていた街並みは消え、一瞬で別の街並みに変わっていた。
瞬間移動を繰り返し、各国を回っているうちに、とうとう、私たちの足元に「日本」の街並みが広がった。
スカイツリーと東京タワー。
首都東京の、二つのシンボルを捉えた私と梨子は
「「日本だ……!!」」
同時に、声をあげた。
「ニホン……? ここが、あなた方が住まわれていた場所なのですね?」
ヴァドスさんは、足元に広がる、ビルが乱立する街並みを見渡してから
「それでは、この星が、間違いなく、あなた方の言う地球という星か確かめるため、次は、あなた方の住まいへ行ってみましょうか。案内して下さいます?」
そう言って、薄い笑みを浮かべた。
「よかったですね」
カプセルコーポレーションへと戻る青白い光の中、ヴァドスさんは私たちに、そう声をかけた。
やっと「日本」に帰ることが出来る安堵と喜びから、私は身を震わせ
「はい……ありがとうございます!」
力を貸してくれたヴァドスさんに、心の底から感謝の言葉を伝えた。
だが、隣りの梨子は、憂いた表情を滲ませ黙っていて、そんな梨子に
「梨子さんは、あまり嬉しくはないようですね」
ヴァドスさんは後ろを振り返り、不思議そうな顔を梨子に向けた。
ヴァドスさんは振り返り、持っている杖で、トン。と足元を突いた。
すると、次の瞬間には、足元に広がっていた街並みは消え、一瞬で別の街並みに変わっていた。
瞬間移動を繰り返し、各国を回っているうちに、とうとう、私たちの足元に「日本」の街並みが広がった。
スカイツリーと東京タワー。
首都東京の、二つのシンボルを捉えた私と梨子は
「「日本だ……!!」」
同時に、声をあげた。
「ニホン……? ここが、あなた方が住まわれていた場所なのですね?」
ヴァドスさんは、足元に広がる、ビルが乱立する街並みを見渡してから
「それでは、この星が、間違いなく、あなた方の言う地球という星か確かめるため、次は、あなた方の住まいへ行ってみましょうか。案内して下さいます?」
そう言って、薄い笑みを浮かべた。
「よかったですね」
カプセルコーポレーションへと戻る青白い光の中、ヴァドスさんは私たちに、そう声をかけた。
やっと「日本」に帰ることが出来る安堵と喜びから、私は身を震わせ
「はい……ありがとうございます!」
力を貸してくれたヴァドスさんに、心の底から感謝の言葉を伝えた。
だが、隣りの梨子は、憂いた表情を滲ませ黙っていて、そんな梨子に
「梨子さんは、あまり嬉しくはないようですね」
ヴァドスさんは後ろを振り返り、不思議そうな顔を梨子に向けた。