三十分間世界一周
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いま、自分たちが、どういう状況にあるのか……。
ヴァドスさんという、ウイスさんのお姉さんと一緒に、カプセルコーポレーションの庭を飛び立って数分。
私は、青白い光に包まれながら、少し不安になっていた。
それというのも、いつもなら、無駄に話しかけてくる幼馴染が、まだ一言も発してこないからだ。
こういう不可思議な状況にある時、すぐさまリアクションするヤツが、こうも黙っていると、不安になってしまう。
私はたまり兼ねて、カプセルコーポレーションを飛び立ってから、しきりに私たちを覆う青白い光を見回している梨子に
「さっきから、何やってんの?」
不本意だが、話しかけていた。
すると、梨子は
「えっ?! ああ! ワープって、こういう感じなんだと思って、感動してたの!」
興奮しているらしく、茶色い大きな目を輝かせた。
そんな幼馴染に
「ワープ……?」
私が、怪訝な顔を向けたのは、言うまでもない。
私の中で「ワープ」なんてものは、遠い未来か、創作の中のものという認識しかない。
いま、自分たちが、その「ワープ」をしてるなんて思いもせず
何言ってんだ、コイツ……。
心の中で、呆れていると
「フフ。ワープではありませんよ」
私たちの前に立つ、ヴァドスさんから、クスッと笑う声がした。
「えっ?! ワープじゃないんですか?!」
梨子の驚く声に
「フフ。さぁ、間もなく着きますよ」
ヴァドスさんは答えることなく、口角を上げながら後ろを振り返り、そう伝えてきた。
ヴァドスさんという、ウイスさんのお姉さんと一緒に、カプセルコーポレーションの庭を飛び立って数分。
私は、青白い光に包まれながら、少し不安になっていた。
それというのも、いつもなら、無駄に話しかけてくる幼馴染が、まだ一言も発してこないからだ。
こういう不可思議な状況にある時、すぐさまリアクションするヤツが、こうも黙っていると、不安になってしまう。
私はたまり兼ねて、カプセルコーポレーションを飛び立ってから、しきりに私たちを覆う青白い光を見回している梨子に
「さっきから、何やってんの?」
不本意だが、話しかけていた。
すると、梨子は
「えっ?! ああ! ワープって、こういう感じなんだと思って、感動してたの!」
興奮しているらしく、茶色い大きな目を輝かせた。
そんな幼馴染に
「ワープ……?」
私が、怪訝な顔を向けたのは、言うまでもない。
私の中で「ワープ」なんてものは、遠い未来か、創作の中のものという認識しかない。
いま、自分たちが、その「ワープ」をしてるなんて思いもせず
何言ってんだ、コイツ……。
心の中で、呆れていると
「フフ。ワープではありませんよ」
私たちの前に立つ、ヴァドスさんから、クスッと笑う声がした。
「えっ?! ワープじゃないんですか?!」
梨子の驚く声に
「フフ。さぁ、間もなく着きますよ」
ヴァドスさんは答えることなく、口角を上げながら後ろを振り返り、そう伝えてきた。