力の片鱗
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「それじゃあ、よろしくお願いします」
不服そうに、頭を下げる娘に
「仕方ない……。では、はじめるぞ」
納得いかん……。
俺もそう思いつつ、孫が神殿に置いていった、真琴という娘の修行をはじめた。
娘は目を閉じると、気を感じるため、集中しはじめた。
トランクスに基本は教えられていること、そして「剣道」という武道をしていることもあり、素人より筋はいいようだ。
だが、邪念・焦り。そういったものが、目を閉じる娘の気から、見え隠れする。
「余計なことは考えるな。心を無にしろ」
そう言うと、娘の眉はピクッと小さく動いたが、またすぐに「無」を求める表情に戻った。
真面目に取り組む気はあるらしいな……。
そんな娘を見ていると、舞空術を会得するため、悟飯に教えを乞うていた、ビーデルを思い出した。
歳も、あの時のビーデルと同じくらいか……。
何となく、懐かしい気持ちになり、座禅を組む真琴を見下ろしていると、一瞬、本当に一瞬だが、娘から妙な気を感じた。
な、何だ、いまの気は……?!
「恐ろしい」や「強い」などという類の「気」ではない。
これまで感じたことのない、不可解な「気」だった。
集中して、再びその「気」を探ってみたが、全く感じることが出来ず、その妙な「気」は、この日以降、感じることはなかった。
不服そうに、頭を下げる娘に
「仕方ない……。では、はじめるぞ」
納得いかん……。
俺もそう思いつつ、孫が神殿に置いていった、真琴という娘の修行をはじめた。
娘は目を閉じると、気を感じるため、集中しはじめた。
トランクスに基本は教えられていること、そして「剣道」という武道をしていることもあり、素人より筋はいいようだ。
だが、邪念・焦り。そういったものが、目を閉じる娘の気から、見え隠れする。
「余計なことは考えるな。心を無にしろ」
そう言うと、娘の眉はピクッと小さく動いたが、またすぐに「無」を求める表情に戻った。
真面目に取り組む気はあるらしいな……。
そんな娘を見ていると、舞空術を会得するため、悟飯に教えを乞うていた、ビーデルを思い出した。
歳も、あの時のビーデルと同じくらいか……。
何となく、懐かしい気持ちになり、座禅を組む真琴を見下ろしていると、一瞬、本当に一瞬だが、娘から妙な気を感じた。
な、何だ、いまの気は……?!
「恐ろしい」や「強い」などという類の「気」ではない。
これまで感じたことのない、不可解な「気」だった。
集中して、再びその「気」を探ってみたが、全く感じることが出来ず、その妙な「気」は、この日以降、感じることはなかった。