私たち・イン・ワンダーランド③
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「この声って、全員本人の声なんですよね?」
リビングで、初めて、この地球の映画を観終わった梨子が、そう呟くと
「……そうだけど?」
当然でしょ? って感じで、ブルマさんが語尾に疑問符を付け答えた。
そんな、ブルマさんの答えに
「ですよね。ここは、みんな同じ言葉を話すんですもんね」
感心と羨ましさとが混じったような顔で、エンドロールを見つめていた梨子は
「じゃあ、吹き替えとかないんだ」
浮かんだ気付きを、口に出した。
すると
「吹き替え? 吹き替えるって……声を?」
今度はブルマさんが、ソファに並んで座る私たちに、少し驚いたような顔を向けてから
「ああ、二人のいた地球って、言葉がたくさんあるんだったかしら?」
ブルマさんは、ここに来たばかりの時、私たちが話した、もう一つ地球の話しを思い出したようで、梨子の疑問に納得したようだった。
自分たちが住んでいた、もう一つの地球の不便さを、ブルマさんが思い出してくれたのを見て
「そうなんですよ。言葉が、ここみたいに共通じゃないから、外国の人が話してると、吹き替えや字幕が出るんです」
梨子が、私たちの住んでいた、地球のようすを話すと
「へぇ。字幕なんてものもあるの? こっちの地球じゃ、考えられないわね」
ブルマさんは、不便ね。って言わんばかりに、大きな青い瞳を、更に大きくしつつも
「でも。それはそれで、暗号がたくさんあるみたいで、面白そうね」
何か企みを思いついたように、ニヤリと笑った。
リビングで、初めて、この地球の映画を観終わった梨子が、そう呟くと
「……そうだけど?」
当然でしょ? って感じで、ブルマさんが語尾に疑問符を付け答えた。
そんな、ブルマさんの答えに
「ですよね。ここは、みんな同じ言葉を話すんですもんね」
感心と羨ましさとが混じったような顔で、エンドロールを見つめていた梨子は
「じゃあ、吹き替えとかないんだ」
浮かんだ気付きを、口に出した。
すると
「吹き替え? 吹き替えるって……声を?」
今度はブルマさんが、ソファに並んで座る私たちに、少し驚いたような顔を向けてから
「ああ、二人のいた地球って、言葉がたくさんあるんだったかしら?」
ブルマさんは、ここに来たばかりの時、私たちが話した、もう一つ地球の話しを思い出したようで、梨子の疑問に納得したようだった。
自分たちが住んでいた、もう一つの地球の不便さを、ブルマさんが思い出してくれたのを見て
「そうなんですよ。言葉が、ここみたいに共通じゃないから、外国の人が話してると、吹き替えや字幕が出るんです」
梨子が、私たちの住んでいた、地球のようすを話すと
「へぇ。字幕なんてものもあるの? こっちの地球じゃ、考えられないわね」
ブルマさんは、不便ね。って言わんばかりに、大きな青い瞳を、更に大きくしつつも
「でも。それはそれで、暗号がたくさんあるみたいで、面白そうね」
何か企みを思いついたように、ニヤリと笑った。