〇〇っぽい。その①

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主人公の名前
主人公の苗字
主人公の幼馴染(女の子)
主人公の幼馴染(女の子)の苗字
主人公の幼馴染(女の子)呼び方

「ねぇ、ブルマさんてブルーハワイっぽいよね!」

 オレンジジュースを飲んでた梨子が、ストローを口から離すなり言ってきた。

「ブルーハワイ?」

「ほら、トロピカルな感じの青いソーダ!」

 そう言われて、パイナップルや赤いハイビスカスなんかが飾られた、まさにハワイの空のような南国の飲み物を思い浮かべた。

「それ、髪の色が青いからだろ?」

 人をモノに例えるのが好きな幼馴染に

 はじまった……。

 と、うんざりしてると

「それもあるけど、ほら。ブルーハワイって南国リゾートの解放感ていうか、自由って感じがするでしょ? それに、花とかフルーツとか飾ってあるし! そういうところがブルマさんぽいなーって」

「ああ……なるほどね」

 確かに、ブルーハワイは華がある。

 そういう華があるとこは、確かにブルマさんぽい。

 なんて納得してると

「で、ブラちゃんはラムネって感じ」

 いい例えでしょ! って言わんばかりに、梨子はニコニコと笑顔を見せてきた。

「ラムネか……」

 ビー玉の入った可愛い瓶や、パチパチ弾ける感じがチビッ子で少し我儘なブラちゃんぽい。

 ブラちゃんを思い浮かべながら「なるほどね」なんて頷いてると

「それで、ベジータさんは渋いからコーヒーって感じ!」

 これしかない! って感じで自信満々に言う声に

「ああ。しかも、ブラックのめちゃコクがありそうなヤツね」

 って、私も大いに納得した。
 
 あの鋭い目つきに、厳しい口調。

 飲み物で例えるなら、ベジータさんはブラックコーヒーしかない。

 そう思った。
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