何でもないことみたいなブルマさんの発言に、顔を引き攣らせてると

「その強盗って、みんな銃持ってるんですか？」

　って、マコちゃんが聞いた。

「まぁ、大抵はそうね」

　ブルマさんの返事に

「……そうなんですか」

　って、マコちゃんは溜息を吐くみたいな声を出すと

「やっぱ日本とは違うな」

　遠い目をしながらテレビの画面に視線を戻した。

「二人のいた地球って、まさかこういう事件起きないの？」

　青い目を見開くブルマさんに

「事件はありますよ……けど、銃を使った事件は珍しいんです」

　私たちの地球っていうか……日本国内で起きる事件を思い出して答えると

「珍しい？」

　ブルマさんだけじゃなくて、周りからも驚くような空気が漂ってきた。

「私たちの住んでる日本て国は、一般市民が銃を持つのは法律で禁止されてるんです。だから銃を使った事件はそんなに起きないですよ」

　マコちゃんが説明すると

「銃が禁止？！　嘘でしょ？！」

　驚くブルマさんに

「ホントです。だから、銃なんて実際見たことも触ったこともないです」

　マコちゃんが答えると

　ブルマさんだけじゃなくてだけじゃなく、トランクスさんやトランクス君、ブルマさんのお父さんも驚いた顔をしてた。

　そんなに驚くことなんだ……。

　そんなブルマさんたちに逆に衝撃を受けてると

「そう……。そんな平和なところから来たなら、二人は当分街に行かない方がいい気がするわ」

　ブルマさんは私たちを見つめ、心配そうに呟いた。