ギフト②
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カプセルを投げて現れたピアノに「あら。懐かしいわねー」って言うママの声が聞こえた。
私が子供の時に買って、ほとんど使うこともなくカプセルの中で眠ってた代物だから、見つけた時は私も同じことを思ったわ。
ピアノ自身も、まさかカプセルから出られる日が来るなんて、思ってなかったんじゃないかしら?
心の中でクスリと笑いながら、室内で見た時の荘厳なものとは違って、随分と違う雰囲気を纏うピアノを見つめた。
不思議ね。
外で見るとこんなに柔らかく見えるなんて……。
そんなことを思ってると
「……ピアノだ!!」
梨子ちゃんが嬉しそうにピアノへと駆け寄って行った。
まるで宝物でも見つけたみたいに、黒く光るグランドピアノを、愛おしそうに撫でる梨子ちゃんに頬を緩ませ
「じゃあ、演奏会を始めてもらおうかしら?」
笑顔を送ると
「え、演奏会?!」
梨子ちゃんは表情を固くしつつも、覚悟を決めたように、ピアノの椅子にゆっくりと腰を下ろした。
そして、ピアノをじっと見つめると、ゆっくりと鍵盤蓋を開け、少しの間鍵盤を眺めてから、その中の一音を鳴らした。
ポーン
と、高く奇麗な音が鳴り、ピアノを不思議そうに見つめてたブラの顔は、すぐに明るい表情へと変わった。
嬉しそうに「ピアノ、ピアノ!」って、はしゃぎ始めたブラに、梨子ちゃんも子供みたいな無邪気な笑顔を見せると、また違う音を一つ鳴らした。
「まぁ、お庭でピアノが聴けるなんて素敵ねー」
そう言うと、ママはカップに紅茶を注ぎ始めた。
私が子供の時に買って、ほとんど使うこともなくカプセルの中で眠ってた代物だから、見つけた時は私も同じことを思ったわ。
ピアノ自身も、まさかカプセルから出られる日が来るなんて、思ってなかったんじゃないかしら?
心の中でクスリと笑いながら、室内で見た時の荘厳なものとは違って、随分と違う雰囲気を纏うピアノを見つめた。
不思議ね。
外で見るとこんなに柔らかく見えるなんて……。
そんなことを思ってると
「……ピアノだ!!」
梨子ちゃんが嬉しそうにピアノへと駆け寄って行った。
まるで宝物でも見つけたみたいに、黒く光るグランドピアノを、愛おしそうに撫でる梨子ちゃんに頬を緩ませ
「じゃあ、演奏会を始めてもらおうかしら?」
笑顔を送ると
「え、演奏会?!」
梨子ちゃんは表情を固くしつつも、覚悟を決めたように、ピアノの椅子にゆっくりと腰を下ろした。
そして、ピアノをじっと見つめると、ゆっくりと鍵盤蓋を開け、少しの間鍵盤を眺めてから、その中の一音を鳴らした。
ポーン
と、高く奇麗な音が鳴り、ピアノを不思議そうに見つめてたブラの顔は、すぐに明るい表情へと変わった。
嬉しそうに「ピアノ、ピアノ!」って、はしゃぎ始めたブラに、梨子ちゃんも子供みたいな無邪気な笑顔を見せると、また違う音を一つ鳴らした。
「まぁ、お庭でピアノが聴けるなんて素敵ねー」
そう言うと、ママはカップに紅茶を注ぎ始めた。