普通じゃない出会い
夢小説設定
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そんなマコちゃんを見つめて
「ねぇ……。これって夢だよね……?」
と、不安気に眉を寄せると
「夢にしては……凄く痛いんだけど……!」
左の手で右腕を押さえるマコちゃんに睨まれた。
右腕に巻いた手ぬぐいは、もう赤く染まり始めていて、それが夢じゃないことを物語ってる気がした。
思い知らせるように血が滲む腕を見つめ、これは夢であって欲しいと願いながら、私は目の前に広がる砂の世界を呆然と眺めた。
どうすればいいか、隣りでマコちゃんは考えてるみたいだけど、いい案が浮かんでこないみたいで黙ってる。
当然だよね……。
何で、どうして、こんな砂漠にいるのか、まったく分からないんだもん……!
でも……マコちゃんは怪我してるんだし、私がしっかりしなきゃ……!!
そう思って両手を握ると、今更スマホのことを思い出して、慌てて制服のスカートのポケットから取りだした。
「もぉ! こういう時のスマホじゃない!」
声を弾ませ、勢いよく立ち上がって119番に掛けたのに……
「あれ? ……繋がらない。 何で?!」
慌ててホーム画面を見ると、無情にもステータスバーには「圏外」の文字が映し出されてた。
「えぇっ!? 嘘!? 圏外?! もう、何で!!?」
どうにか電波を拾ってくれないかと、空にスマホをかざして、クルクル回ったり横に移動してみたりしたけど「圏外」の文字は一向に消えなかった。
「嘘……」
望みが消えガクリと肩を落としていると、突然背後に人の気配を感じ、ハッと後ろを振り返った。
「ねぇ……。これって夢だよね……?」
と、不安気に眉を寄せると
「夢にしては……凄く痛いんだけど……!」
左の手で右腕を押さえるマコちゃんに睨まれた。
右腕に巻いた手ぬぐいは、もう赤く染まり始めていて、それが夢じゃないことを物語ってる気がした。
思い知らせるように血が滲む腕を見つめ、これは夢であって欲しいと願いながら、私は目の前に広がる砂の世界を呆然と眺めた。
どうすればいいか、隣りでマコちゃんは考えてるみたいだけど、いい案が浮かんでこないみたいで黙ってる。
当然だよね……。
何で、どうして、こんな砂漠にいるのか、まったく分からないんだもん……!
でも……マコちゃんは怪我してるんだし、私がしっかりしなきゃ……!!
そう思って両手を握ると、今更スマホのことを思い出して、慌てて制服のスカートのポケットから取りだした。
「もぉ! こういう時のスマホじゃない!」
声を弾ませ、勢いよく立ち上がって119番に掛けたのに……
「あれ? ……繋がらない。 何で?!」
慌ててホーム画面を見ると、無情にもステータスバーには「圏外」の文字が映し出されてた。
「えぇっ!? 嘘!? 圏外?! もう、何で!!?」
どうにか電波を拾ってくれないかと、空にスマホをかざして、クルクル回ったり横に移動してみたりしたけど「圏外」の文字は一向に消えなかった。
「嘘……」
望みが消えガクリと肩を落としていると、突然背後に人の気配を感じ、ハッと後ろを振り返った。