はじまりのうた①
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
久し振りに弾くから、いつもより念入りに。
そして次に、弦の感覚を指に馴染ませるようにウォーミングアップがてらメロディを弾いて、それが終わると、月を見た時に歌いたいなと思った歌を唄い始めた。
私たちの地球じゃよく知られてる名曲。
簡単なコード進行だし、短い曲だから丁度いい。
月を見ると、何でだろ? この歌を歌いたくなるんだよね。
あまり「月」とは関係ない曲なのに。
印象的なイントロから、メロディーへと歌をのせていく。
久し振りに弾き語る嬉しさに、胸が高鳴るのを感じた。
充実感と幸福感で、どんどん心が満たされていく。
やっぱり歌っていいな――!
静かに浮かぶ月を想いながら、最後まで曲を歌い終えたその時、パチパチと拍手が聞こえて、私の身体はビクーッ! と、跳ね上がった。
心臓が止まるくらいホントにびっくりして、そろそろと拍手のした方を向くと、そこにはトランクスさんが立っていた。
「あっ、ゴメン! 驚かしちゃったかな……?」
「は、はい……。か、かなり……」
「あぁぁ、ゴメンね! 驚かせるつもりはなかったんだけど……」
「い、いえ……。大丈夫です……」
「向こうで修行をしてたら、歌が聞こえてきたから、誰だろうと思って来てみたんだ」
「あ……そうだったんですか。すみません……お邪魔してしまって……」
「邪魔だなんて……! 俺の方こそゴメンね」
「いえ……!」
そう言って俯いた私は、ただ恥ずかしくて仕方なかった。
だって、マコちゃん以外の人に、唄ってるところ見られたことなかったんだもん!
そして次に、弦の感覚を指に馴染ませるようにウォーミングアップがてらメロディを弾いて、それが終わると、月を見た時に歌いたいなと思った歌を唄い始めた。
私たちの地球じゃよく知られてる名曲。
簡単なコード進行だし、短い曲だから丁度いい。
月を見ると、何でだろ? この歌を歌いたくなるんだよね。
あまり「月」とは関係ない曲なのに。
印象的なイントロから、メロディーへと歌をのせていく。
久し振りに弾き語る嬉しさに、胸が高鳴るのを感じた。
充実感と幸福感で、どんどん心が満たされていく。
やっぱり歌っていいな――!
静かに浮かぶ月を想いながら、最後まで曲を歌い終えたその時、パチパチと拍手が聞こえて、私の身体はビクーッ! と、跳ね上がった。
心臓が止まるくらいホントにびっくりして、そろそろと拍手のした方を向くと、そこにはトランクスさんが立っていた。
「あっ、ゴメン! 驚かしちゃったかな……?」
「は、はい……。か、かなり……」
「あぁぁ、ゴメンね! 驚かせるつもりはなかったんだけど……」
「い、いえ……。大丈夫です……」
「向こうで修行をしてたら、歌が聞こえてきたから、誰だろうと思って来てみたんだ」
「あ……そうだったんですか。すみません……お邪魔してしまって……」
「邪魔だなんて……! 俺の方こそゴメンね」
「いえ……!」
そう言って俯いた私は、ただ恥ずかしくて仕方なかった。
だって、マコちゃん以外の人に、唄ってるところ見られたことなかったんだもん!