普通じゃない出会い
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「マコちゃん!」
駆け寄りながらまた名前を呼ぶと、親友はゆっくりと顔を上げ
「梨子……!?」
と、私の名前を呼んで、顔を歪めた。
見ると、マコちゃんの右の二の腕辺りからダラダラと赤い血が流れ、ライトグレーの制服のボレロは傷口の辺りが真っ赤に染まってる。
「!? ねぇ、どうしたの?! 大丈夫!!?」
衝撃的なその姿に目を見開くと
「うん……」
マコちゃんは痛みを堪えるように、顔を顰め
「梨子……悪いんだけど、鞄の中に手ぬぐいが入ってるから……怪我のとこに結んでくれる。……とりあえず、止血するわ……」
そう言って、流れる血を見て、激しく動揺している私に頼んできた。
血を見ただけで動揺して固まってる私と違い、マコちゃんは冷静で、さすがだと思う。
マコちゃんの指示で少し冷静になった私は、近くにあった学校指定の鞄の砂を払うと、中から手ぬぐいを取り出した。
マコちゃん愛用の、白地に紺の子桜があしらわれた手ぬぐい。
座り込んで、それをすぐにマコちゃんの怪我した腕に巻きながら
「痛い? 痛いよね……? 何で……何でこんな……」
と、震えた声が出た。
夢でしょ……。
夢だよね……?
そんなことを思いながら、キュッと手ぬぐいを結び終えると
「ありがと……」
と短く礼を言ってから、マコちゃんは砂漠を見渡し
「で、何処よここ……?」
と、呟いた。
駆け寄りながらまた名前を呼ぶと、親友はゆっくりと顔を上げ
「梨子……!?」
と、私の名前を呼んで、顔を歪めた。
見ると、マコちゃんの右の二の腕辺りからダラダラと赤い血が流れ、ライトグレーの制服のボレロは傷口の辺りが真っ赤に染まってる。
「!? ねぇ、どうしたの?! 大丈夫!!?」
衝撃的なその姿に目を見開くと
「うん……」
マコちゃんは痛みを堪えるように、顔を顰め
「梨子……悪いんだけど、鞄の中に手ぬぐいが入ってるから……怪我のとこに結んでくれる。……とりあえず、止血するわ……」
そう言って、流れる血を見て、激しく動揺している私に頼んできた。
血を見ただけで動揺して固まってる私と違い、マコちゃんは冷静で、さすがだと思う。
マコちゃんの指示で少し冷静になった私は、近くにあった学校指定の鞄の砂を払うと、中から手ぬぐいを取り出した。
マコちゃん愛用の、白地に紺の子桜があしらわれた手ぬぐい。
座り込んで、それをすぐにマコちゃんの怪我した腕に巻きながら
「痛い? 痛いよね……? 何で……何でこんな……」
と、震えた声が出た。
夢でしょ……。
夢だよね……?
そんなことを思いながら、キュッと手ぬぐいを結び終えると
「ありがと……」
と短く礼を言ってから、マコちゃんは砂漠を見渡し
「で、何処よここ……?」
と、呟いた。