「ＣＣレストラン」と書かれた入り口を抜けると

「おはよう」

　と、すでに席に着いていた面々から声を掛けられた。

「おはようございます」

　一緒に入ったトランクスさんも同じように挨拶を交わし、分かれるのも不自然な気がして、私たちは同じテーブルに着いた。

「梨子ちゃんは一緒じゃないの？」

「ああ……。まだ寝てるんじゃないですか」

「そう……。まぁ、慣れない所に来て疲れてるでしょうし、まだ寝かせてあげましょ」

　ブルマさんは小さく笑うと、ブラちゃんと一緒に運ばれてきた朝食を口に運び始めた。

　ロールパンにベーコンエッグにトマトサラダにコーンスープ。

　それに、コーヒーに紅茶にオレンジジュース。

　運ばれて来るホテルのような朝食は、やはり昨日の夕食同様、見たことも食べたこともある料理だった。

　そんな目の前に置かれた料理をじっと見つめていると

「やっぱり、君たちの地球にもある料理かい？」

　と、フォークを手に取るトランクスさんに聞かれ

「そうですね……」

　腑に落ちないと思いながら、トマトにフォークをプスリと刺した。

　この地球に来て半日経ったが、料理に日用品に生活習慣に至るまで、普段の生活と何ら変わらなかった。

　違うことと言えば、この地球の方が科学的な技術が進んでることくらいだ。

　あの「ホイポイカプセル」をはじめ、家の中のドアは自動だし、ロボットもいる。

　まぁ、エアカーっていう乗り物があるくらいだから、そういう方面は私たちの地球の方が遅れてるんだろう。

　そんなことを思いながら、朝食を食べ進めていると