ブルマさんが出してくれたのは、いつも飲んでるのと同じ……より、いい香りがしたけど、普通の紅茶だった。

　ブルマさんたちが飲んでるのも、香りからコーヒーみたいだし、ブラちゃんが飲んでる牛乳もそう……。

　それに、悟空さんたちが食べてる料理も……量は凄く多いけど、よく知ってる料理ばかりだった。

　だから気にしてなかったんだけど、でも、これってすごく不思議なことだよね？

　だって、ここは私たちの住んでる地球じゃないんだもん！

　眉を寄せ、周りにあるテーブルの上にある物を見回してると

「どうかしたの？」

　ブルマさんが首を傾げた。

「あ、いえ……！　その……食べ物とか飲み物とか……私たちの地球にあるものと一緒だなって……」

「え？」

「っていうか、言葉もそうですよね！　皆さん日本語ですもんね！！」

　普通に会話出来てたことに今更驚いてると

「梨子ちゃんたちの地球じゃ、この言葉をニホン語って言うの？　この言葉はこっちじゃ宇宙共通なんだけど」

　サラッと言ったブルマさんの言葉にまた驚いちゃった！

　宇宙共通？！！

　……そう言えば、さっきピッコロさんが「自分は地球人じゃない」って言ってたような……。
　
「あ、あの、地球以外の人も、この言葉なんですか？！」　

「そうよ。ああ、でもナメック星にはナメック語っていうのがあったから、星によってはあるんでしょうけど、どこの星もほとんどこの言葉で通じるわね」

　ブルマさんは事も無げに……ううん、むしろ不思議そうな顔で教えてくれた。

　それを聞いて、ただスゴイって思った。