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「この地球以外にも『地球』っていう星があるのねー」
いつもの調子でそう言うママに
「ホント! 宇宙ってまだまだ未知ね」
私は相槌を打つと、コーヒーを飲み込んだ。
まぁ、これまで色々信じられないことを目の当たりにしてきたから、これぐらいのコトはすっごく驚くことでもないんだけど……。
目の前の、私たちと何ら変わらない二人を見つめていると、真琴ちゃんが私の視線に気付いて
「何ですか?」
と言わんばかりの、警戒心に滲んだ黒い瞳を向けてきた。
まぁ、いきなり知らないとこに放り込まれて、見ず知らずの人間に囲まれたらそうもなるわよね。
どことなくクラシックな服装の二人を眺め
「ねぇ、二人が着てる服って学校の制服なの?」
と尋ねると、すぐに梨子ちゃんから「はい、そうです」って返事が返ってきた。
ライトグレーのジャンパースカートに、セットのボレロ。
丸襟のブラウスの首元には、赤いボウタイリボン。
そんな服装の二人に
「へぇ。じゃあ、そのカバンも?」
二人の足元に置かれた、同じ黒く鈍い艶のあるカバンに目を向けると「そうです」って、また梨子ちゃんから返事が返ってきた。
ふふっ。この子は警戒心まるでゼロね。
そんな対照的な二人に
「二人は友達なの?」
お互い遠慮してる様子もないからそう聞くと
「幼馴染です」
今度は真琴ちゃんが即答してくれた。
「そうなの! じゃあ、こう言うのもなんだけど……二人一緒でよかったんじゃない? 一人だったら心細かっただろうし」
いつもの調子でそう言うママに
「ホント! 宇宙ってまだまだ未知ね」
私は相槌を打つと、コーヒーを飲み込んだ。
まぁ、これまで色々信じられないことを目の当たりにしてきたから、これぐらいのコトはすっごく驚くことでもないんだけど……。
目の前の、私たちと何ら変わらない二人を見つめていると、真琴ちゃんが私の視線に気付いて
「何ですか?」
と言わんばかりの、警戒心に滲んだ黒い瞳を向けてきた。
まぁ、いきなり知らないとこに放り込まれて、見ず知らずの人間に囲まれたらそうもなるわよね。
どことなくクラシックな服装の二人を眺め
「ねぇ、二人が着てる服って学校の制服なの?」
と尋ねると、すぐに梨子ちゃんから「はい、そうです」って返事が返ってきた。
ライトグレーのジャンパースカートに、セットのボレロ。
丸襟のブラウスの首元には、赤いボウタイリボン。
そんな服装の二人に
「へぇ。じゃあ、そのカバンも?」
二人の足元に置かれた、同じ黒く鈍い艶のあるカバンに目を向けると「そうです」って、また梨子ちゃんから返事が返ってきた。
ふふっ。この子は警戒心まるでゼロね。
そんな対照的な二人に
「二人は友達なの?」
お互い遠慮してる様子もないからそう聞くと
「幼馴染です」
今度は真琴ちゃんが即答してくれた。
「そうなの! じゃあ、こう言うのもなんだけど……二人一緒でよかったんじゃない? 一人だったら心細かっただろうし」