招かれざる者たち
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そんな馬鹿なこと信じられる筈もなく、話しをするのも嫌になって、また大きな溜息を吐くと
「確かにここでは、この地球が彼女たちの住んでいる地球とは違うということが分かりませんね」
納得するように顎に手を添えて、イケメンのお兄さんが、私の主張に理解を示してくれたようだった。
って言っても、この人も「別の地球」論者らしいけど……。
それでも、一方的に主張を押し付けてくる奴等よりはマシに思えた。
そうだ。
まず、ここが「別の地球」だと納得させたいなら証拠を見せて欲しい!
私は梨子みたいな夢見がちな人種じゃないんだ。
神様が怪我を治してくれただけじゃ、証拠不十分だ!
青い空をチラッと見上げると、学校の門を出た時に見た曇った空を思い出した。
数十分前に見た空の色との違いに不安が過ぎったけど「んなワケない」と薄らと湧いた思いを打ち消した。
少し空気は薄い気はするけど、ここがきっと高い場所だからだ。
いつも吸ってる酸素と同じだし、身体に何ら違和感もない。
多少、体に変調があれば疑わないこともないけど、それもない。
ここが「別の地球」なんて話しは、やっぱり信じられない。
鼻から息を軽く抜いたところで
「じゃあ、これから見に行くか!」
私をどうしても納得させたいらしい提案がなされると
「そうですね……。下界に行けば、違うということが分かるでしょうから」
「ああ。現実を見せるのが一番だ」
「聞きわけのない子」扱いされてるのが気に食わないが、確かな証拠を見せつけられるまで、こんな話しを信じられる筈がない!
「確かにここでは、この地球が彼女たちの住んでいる地球とは違うということが分かりませんね」
納得するように顎に手を添えて、イケメンのお兄さんが、私の主張に理解を示してくれたようだった。
って言っても、この人も「別の地球」論者らしいけど……。
それでも、一方的に主張を押し付けてくる奴等よりはマシに思えた。
そうだ。
まず、ここが「別の地球」だと納得させたいなら証拠を見せて欲しい!
私は梨子みたいな夢見がちな人種じゃないんだ。
神様が怪我を治してくれただけじゃ、証拠不十分だ!
青い空をチラッと見上げると、学校の門を出た時に見た曇った空を思い出した。
数十分前に見た空の色との違いに不安が過ぎったけど「んなワケない」と薄らと湧いた思いを打ち消した。
少し空気は薄い気はするけど、ここがきっと高い場所だからだ。
いつも吸ってる酸素と同じだし、身体に何ら違和感もない。
多少、体に変調があれば疑わないこともないけど、それもない。
ここが「別の地球」なんて話しは、やっぱり信じられない。
鼻から息を軽く抜いたところで
「じゃあ、これから見に行くか!」
私をどうしても納得させたいらしい提案がなされると
「そうですね……。下界に行けば、違うということが分かるでしょうから」
「ああ。現実を見せるのが一番だ」
「聞きわけのない子」扱いされてるのが気に食わないが、確かな証拠を見せつけられるまで、こんな話しを信じられる筈がない!