「着きましたよ、ビルス様」

「ああ。地球に来るのも久し振りだね」

　そんな会話が聞こえ

　なっ、何……？！
　
　も、もしかして、ヤバイ奴等……？！

　青い顔としゃべる動物の、いかにもヤバそうな二人連れに唖然としてると

「ビルス様、ウイスさん！　久しぶりだなー！」

　悟空さんが、妙な二人に話しかけた。

「これは、悟空さんにべジータさん。お久しぶりです。おや？　少し会わないうちに、お二人ともまた強くなられたんじゃないですか？」

　青い顔が薄っすらと口角を上げると

「へへへ。どうかな」

　悟空さんは自信あり気に、ニヤニヤとした笑顔を浮かべた。

　悟空さんとべジータさんの様子から、この二人連れが怪しい奴等じゃないだとホッとしてると

「みんなー、そろそろお昼にするわよー」

　ブラちゃんを連れたブルマさんが、庭へ出て来た。



「ホント！　二人とも久し振りね！」

「来たかったんですけど、色々と忙しくて」

「僕は神だからね。やることが多いんだよ」

　ブルマさんたちの会話を聞き

　え？　　

　神……？

　顔を顰めてると

「ビルス様！？　ウイスさん！？」

　背後から、トランクスさんの驚いた声が聞こえてきた。

「おや。これはこれは……トランクスさんじゃありませんか」

「ん？　ああ、オマエか……。久しぶりだね……って、おい！？　オマエがいるってことは、またタイムマシンを使ったのか？！」

「すっ、すみません！！」

　トランクスさんが慌てて頭を下げると

「いいじゃない。今回は見逃してやってよ」

　ブルマさんは事も無げにそう言った。