神様がくれた時間②
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ショパンにモーツァルト、ベートーヴェン。
そしてリスト。
集中して弾き続けた。
集中っていうか……無になって弾いてたっていう方が正しいかもしれない。
頭に浮かぶまま。心のままに弾いたから、一体何曲弾いたのか分からないけど、リストの「ラ・カンパネラ」を弾き終わった瞬間、我に返って指を止めた。
あぁ……弾いたー……。
脱力して、ふぅと息を細く吐くと「わぁっ」って空気が微かに震えるのと同時に、拍手が聞こえてきた。
……ん?
あれ?
でも、その拍手の大きさに違和感を感じて、神様が座るソファの方を見た瞬間、息が止まった。
えっ?!
ト、トランクスさん?!
えっ?!
えーっ?!
い、一体いつから……?!
知らない間にトランクスさんが居たことに、動悸に近い、心臓のドキドキっていう音と、喉の奥がキュッて狭まるのを感じながら固まってると
「梨子さん、本当に素晴らしい演奏でした! ありがとうございます!!」
興奮したように神様がソファから立ち上がった。
そんな神様にハッとして
「あ、い、いえ……! こちらこそ、聴いて頂いて、ありがとうございました!」
慌てて椅子から立ち上がって、頭を下げると
「本当に凄い演奏だったよ、梨子ちゃん!」
掛けられた声にドキドキしながら、ゆっくりと顔を上げた。
そこには興奮したような笑顔のトランクスさんが居て、胸が跳ねるのを感じると
「あ、ありがとうございます……!」
赤くなりそうな顔を隠すように、私はもう一度頭を下げた。
そしてリスト。
集中して弾き続けた。
集中っていうか……無になって弾いてたっていう方が正しいかもしれない。
頭に浮かぶまま。心のままに弾いたから、一体何曲弾いたのか分からないけど、リストの「ラ・カンパネラ」を弾き終わった瞬間、我に返って指を止めた。
あぁ……弾いたー……。
脱力して、ふぅと息を細く吐くと「わぁっ」って空気が微かに震えるのと同時に、拍手が聞こえてきた。
……ん?
あれ?
でも、その拍手の大きさに違和感を感じて、神様が座るソファの方を見た瞬間、息が止まった。
えっ?!
ト、トランクスさん?!
えっ?!
えーっ?!
い、一体いつから……?!
知らない間にトランクスさんが居たことに、動悸に近い、心臓のドキドキっていう音と、喉の奥がキュッて狭まるのを感じながら固まってると
「梨子さん、本当に素晴らしい演奏でした! ありがとうございます!!」
興奮したように神様がソファから立ち上がった。
そんな神様にハッとして
「あ、い、いえ……! こちらこそ、聴いて頂いて、ありがとうございました!」
慌てて椅子から立ち上がって、頭を下げると
「本当に凄い演奏だったよ、梨子ちゃん!」
掛けられた声にドキドキしながら、ゆっくりと顔を上げた。
そこには興奮したような笑顔のトランクスさんが居て、胸が跳ねるのを感じると
「あ、ありがとうございます……!」
赤くなりそうな顔を隠すように、私はもう一度頭を下げた。