未知との遭遇
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垂れていた頭を上げると
「ハハ、もう大丈夫そうだな!」
そう言って屈託のない笑顔を向ける人の後ろからは、私たちを警戒するような視線も向けられていた。
……警戒したいのはこっちも同じなんだけど。
不快な気分が顔に表れそうになっていると
「あ、あの……。ここは何処ですか?」
隣りから遠慮がちな声が聞こえてきた。
そうだ……。私が知りたいのもそれだ。
幼馴染が持つ、同じ疑問の答えを待っていると
「ここ、神様の神殿。この人、神様」
アラジンみたいな恰好をした人が、ハッキリした口調で答えをくれた。
それはそれはハッキリと、怪我をアッと言う間に治してくれた人物を「神様」だと紹介してくれた。
……私が思う神様とはだいぶ違うなと思いつつも、合点がいき
「あぁ……。私たち死んだんだ」
思いっきり心の声を口に出すと、梨子はギョッとした顔をこっちへ向け
「えっ?! 嘘っ! 私たち死んじゃったの!!?」
驚嘆の声をあげた。
だって「死んだ」と思えば、この状況に納得出来る。
この、空がやけに近い俗世から切り離されたような場所にいることも、この人が神様で、不思議な力で怪我を治してくれたことも……。
そうか、ここが天国ってとこか……。
納得出来る材料が満載で、疑うこともなく
ふーん。死んだのか……。
まぁ、何で死んだのか全く記憶にないけど……。
そんなことを思っていると
「オメェたちは死んでなんかねぇさ!」
少年のような愛嬌のある顔が、可笑しそうに笑いかけてきた。
「ハハ、もう大丈夫そうだな!」
そう言って屈託のない笑顔を向ける人の後ろからは、私たちを警戒するような視線も向けられていた。
……警戒したいのはこっちも同じなんだけど。
不快な気分が顔に表れそうになっていると
「あ、あの……。ここは何処ですか?」
隣りから遠慮がちな声が聞こえてきた。
そうだ……。私が知りたいのもそれだ。
幼馴染が持つ、同じ疑問の答えを待っていると
「ここ、神様の神殿。この人、神様」
アラジンみたいな恰好をした人が、ハッキリした口調で答えをくれた。
それはそれはハッキリと、怪我をアッと言う間に治してくれた人物を「神様」だと紹介してくれた。
……私が思う神様とはだいぶ違うなと思いつつも、合点がいき
「あぁ……。私たち死んだんだ」
思いっきり心の声を口に出すと、梨子はギョッとした顔をこっちへ向け
「えっ?! 嘘っ! 私たち死んじゃったの!!?」
驚嘆の声をあげた。
だって「死んだ」と思えば、この状況に納得出来る。
この、空がやけに近い俗世から切り離されたような場所にいることも、この人が神様で、不思議な力で怪我を治してくれたことも……。
そうか、ここが天国ってとこか……。
納得出来る材料が満載で、疑うこともなく
ふーん。死んだのか……。
まぁ、何で死んだのか全く記憶にないけど……。
そんなことを思っていると
「オメェたちは死んでなんかねぇさ!」
少年のような愛嬌のある顔が、可笑しそうに笑いかけてきた。