あなたにラブソングを①
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四阿から部屋へと戻る途中、さっきのトランクスさんの「可愛い」発言を思い出して、ふにゃりと表情を緩めてると
「あの人、案外タチ悪いよね」
マコちゃんが呆れ気味に言った。
「えっ? どこが?!」
「可愛い。とかサラッと言うとこ」
「……マコちゃんも何か言われたの?」
「武道のセンスがあるって。あと、姿勢が綺麗」
ハハって軽く笑うマコちゃんに、少しホッとした。
だって、誰が見てもマコちゃんの方が私より美人だから……。
トランクスさんがマコちゃんにも「可愛い」とか「綺麗」なんて言ってたら、凹んだし絶対嫉妬してた。
でも、そうならずに済んで安心してると
「で、ホントにすんの? ピアノの弾き語り」
そう聞かれて
「トランクスさんにお願いされたら断れないよ……」
苦笑いすると
「ハッ……。好きになった弱みだな」
ポンと肩を叩かれた。
「う、うん」て、曖昧な返事をしながら
「いい歌だね!」
そう笑顔で言ってくれるトランクスさんの顔を思い出すと、その笑顔をもっと見たい! と思って、断れなかった。
だって、歌ってる時が、トランクスさんに私を見てもらえる唯一の時だから。
マコちゃんみたいに「武道」っていう、トランクスさんと共通するものがない私には「歌」しかないから。
だから。
私はトランクスさんにもっと私を知ってもらう為に、恥かしいけど頑張って、トランクスさんの前で歌おうって思った。
そして、少しでもトランクスさんへの気持ちを歌に乗せて届けられたらって思った。
「あの人、案外タチ悪いよね」
マコちゃんが呆れ気味に言った。
「えっ? どこが?!」
「可愛い。とかサラッと言うとこ」
「……マコちゃんも何か言われたの?」
「武道のセンスがあるって。あと、姿勢が綺麗」
ハハって軽く笑うマコちゃんに、少しホッとした。
だって、誰が見てもマコちゃんの方が私より美人だから……。
トランクスさんがマコちゃんにも「可愛い」とか「綺麗」なんて言ってたら、凹んだし絶対嫉妬してた。
でも、そうならずに済んで安心してると
「で、ホントにすんの? ピアノの弾き語り」
そう聞かれて
「トランクスさんにお願いされたら断れないよ……」
苦笑いすると
「ハッ……。好きになった弱みだな」
ポンと肩を叩かれた。
「う、うん」て、曖昧な返事をしながら
「いい歌だね!」
そう笑顔で言ってくれるトランクスさんの顔を思い出すと、その笑顔をもっと見たい! と思って、断れなかった。
だって、歌ってる時が、トランクスさんに私を見てもらえる唯一の時だから。
マコちゃんみたいに「武道」っていう、トランクスさんと共通するものがない私には「歌」しかないから。
だから。
私はトランクスさんにもっと私を知ってもらう為に、恥かしいけど頑張って、トランクスさんの前で歌おうって思った。
そして、少しでもトランクスさんへの気持ちを歌に乗せて届けられたらって思った。