天使と小悪魔②
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「じゃあ、この階見終わったら出ようか」
同意を得ようと二人……って言うより、梨子を見ると
「うん! 十分楽しめたし、もういいよ」
満足したらしい、ニコニコした顔が頷いた。
「それじゃ、早く見て帰ろ。疲れた……」
表情を歪める真琴に
「あと、この階だけだから、我慢我慢!」
ポンポンと梨子が真琴の肩を叩くと「ハァ……」って、真琴から盛大な溜息が漏れた。
歩いてると
「見て見て! アレ凄く美味しそう!」
その声と同時に、キュッと袖を掴まれた。
掴まれた袖の方を見ると、梨子が目を輝かせて、右手側にある数人の列が出来た店を見つめてる。
チョコレートが並ぶショーケースとレジだけのその店は、有名なチョコレート専門店だった。
店のレジカウンターの下には「チョコレートフラペチーノ」と書かれた、たっぷりのホイップクリームとその上にチョコレートソース、更にチョコスティックが添えられた、如何にも甘ったるそうなドリンクのポスターが貼ってある。
店の前で、袖をキュッと掴んだまま立ち止まる梨子に、仕方なく
「……飲む?」
って聞くと、小型犬のような人懐っこい顔は目をキラキラさせて
「うん、飲みたい!」
って、頷いた。
自然と上目遣いで見つめてくるその顔に、ドキリとしてると
「あ、私も飲みたい」
って言う、真琴の声もして
「分かった。ちょっと、待ってて……」
俺はそう言うと、列の一番後ろに並んだ。
同意を得ようと二人……って言うより、梨子を見ると
「うん! 十分楽しめたし、もういいよ」
満足したらしい、ニコニコした顔が頷いた。
「それじゃ、早く見て帰ろ。疲れた……」
表情を歪める真琴に
「あと、この階だけだから、我慢我慢!」
ポンポンと梨子が真琴の肩を叩くと「ハァ……」って、真琴から盛大な溜息が漏れた。
歩いてると
「見て見て! アレ凄く美味しそう!」
その声と同時に、キュッと袖を掴まれた。
掴まれた袖の方を見ると、梨子が目を輝かせて、右手側にある数人の列が出来た店を見つめてる。
チョコレートが並ぶショーケースとレジだけのその店は、有名なチョコレート専門店だった。
店のレジカウンターの下には「チョコレートフラペチーノ」と書かれた、たっぷりのホイップクリームとその上にチョコレートソース、更にチョコスティックが添えられた、如何にも甘ったるそうなドリンクのポスターが貼ってある。
店の前で、袖をキュッと掴んだまま立ち止まる梨子に、仕方なく
「……飲む?」
って聞くと、小型犬のような人懐っこい顔は目をキラキラさせて
「うん、飲みたい!」
って、頷いた。
自然と上目遣いで見つめてくるその顔に、ドキリとしてると
「あ、私も飲みたい」
って言う、真琴の声もして
「分かった。ちょっと、待ってて……」
俺はそう言うと、列の一番後ろに並んだ。