天使と小悪魔②
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「梨子ちゃんから聞いたわよー、トランクス。今日、出掛けるんだって?」
ママがニヤリとした顔を向けてきて、思わず、バケットを頬張っていた口が止まりそうになった。
何とかモグモグと口を動かして、ゴクリと飲み込んでから「うん……」と答えると
「やっと、デートに誘ったのね!」
ママはニマニマと、楽しそうな顔を浮かべた。
「別に、デートじゃないよ。行きたいって言うから……。それに三人で行くんだし」
「何よ、立派なデートじゃない! そうだ! じゃあ、悟天君も誘ってダブルデートにしたら?」
「な、何で悟天まで!」
「何でって……。あら? さては独り占めしたいわけ?」
「っ! ち、違うよ!」
「ふふーん。両手に華だものねー? なかなか出来ないわよ。しかも、あんな可愛い子二人」
「だ、だから、違うって!!」
「フフフッ! ま、三人で楽しんでらっしゃい」
「……うん」
「ちゃんと二人をエスコートするのよ?」
「……分かってるよ」
「……あんた、ホントに出来るの?」
「で、出来るよ!」
「なら、いいけど。じゃあ、気をつけて行ってらっしゃい」
ママはそう言うと、肩を揺らしながらレストランを出て行った。
その後ろ姿を見送りながら「ハァァ……」と重い溜息が出た。
ママに知られることは分かってたけど、これじゃあ、帰って来てから色々聞かれるのは目に見えてる。
そのことを思うと、正直憂鬱になった。
一緒に出掛ける約束なんてするんじゃなかったな……。
項垂れると、浮かんできた「後悔」の二文字と一緒に、ミルクをゴクリと飲み込んだ。
ママがニヤリとした顔を向けてきて、思わず、バケットを頬張っていた口が止まりそうになった。
何とかモグモグと口を動かして、ゴクリと飲み込んでから「うん……」と答えると
「やっと、デートに誘ったのね!」
ママはニマニマと、楽しそうな顔を浮かべた。
「別に、デートじゃないよ。行きたいって言うから……。それに三人で行くんだし」
「何よ、立派なデートじゃない! そうだ! じゃあ、悟天君も誘ってダブルデートにしたら?」
「な、何で悟天まで!」
「何でって……。あら? さては独り占めしたいわけ?」
「っ! ち、違うよ!」
「ふふーん。両手に華だものねー? なかなか出来ないわよ。しかも、あんな可愛い子二人」
「だ、だから、違うって!!」
「フフフッ! ま、三人で楽しんでらっしゃい」
「……うん」
「ちゃんと二人をエスコートするのよ?」
「……分かってるよ」
「……あんた、ホントに出来るの?」
「で、出来るよ!」
「なら、いいけど。じゃあ、気をつけて行ってらっしゃい」
ママはそう言うと、肩を揺らしながらレストランを出て行った。
その後ろ姿を見送りながら「ハァァ……」と重い溜息が出た。
ママに知られることは分かってたけど、これじゃあ、帰って来てから色々聞かれるのは目に見えてる。
そのことを思うと、正直憂鬱になった。
一緒に出掛ける約束なんてするんじゃなかったな……。
項垂れると、浮かんできた「後悔」の二文字と一緒に、ミルクをゴクリと飲み込んだ。