天使と小悪魔①
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「こういう写真をネットにアップするのが流行ってるの」
携帯電話……じゃなくて、スマホを右手で持ちながら、梨子はぐっと体を寄せてきた。
っ、近い……!
そんな動揺してる俺になんて全く気付かず、梨子はこの地球じゃ見たことないような、やたらと可愛い食べ物や雑貨なんかの写真を液晶画面に映し出す。
そのほとんどが、ピンク色で占められてて
それはピンクだから可愛く見えるだけじゃないのか?
密かに顔を顰めてると
「ね? カワイイでしょ?」
至近距離でニコッと微笑まれ、ドキリとした。
カッと上がる体温にうろたえながら
「……そ、そうだな……」
誤魔化すように相槌を打つと
「でしょ? 他にはね……」
梨子はまた、指をスライドさせ始めた。
次々に人や動物、風景なんかの写真がスライドされ、満開の桜のところで指が止まった。
「ほら、これ。綺麗でしょ?」
「! ホントだ……。綺麗だな……」
淡いピンク色の花に感動してると
「でしょー! これ、自分でもスゴク綺麗に撮れたと思うの! 学校の近くにある公園の桜なんだよ。あとね……」
そう言うと、また画面をスライドさせ始めた。
四角いコンクリートの建物に木造の建物。
自然溢れる緑や紺碧の海。
友達だろう、女の子たちと笑顔で映る梨子。
次々と映し出される画像に
どんだけ撮ってんだよ!?
呆れてると
「あ、そうだ。これも見て!」
梨子はまたスマホを操作すると、今度は映像が流れ始めた。
携帯電話……じゃなくて、スマホを右手で持ちながら、梨子はぐっと体を寄せてきた。
っ、近い……!
そんな動揺してる俺になんて全く気付かず、梨子はこの地球じゃ見たことないような、やたらと可愛い食べ物や雑貨なんかの写真を液晶画面に映し出す。
そのほとんどが、ピンク色で占められてて
それはピンクだから可愛く見えるだけじゃないのか?
密かに顔を顰めてると
「ね? カワイイでしょ?」
至近距離でニコッと微笑まれ、ドキリとした。
カッと上がる体温にうろたえながら
「……そ、そうだな……」
誤魔化すように相槌を打つと
「でしょ? 他にはね……」
梨子はまた、指をスライドさせ始めた。
次々に人や動物、風景なんかの写真がスライドされ、満開の桜のところで指が止まった。
「ほら、これ。綺麗でしょ?」
「! ホントだ……。綺麗だな……」
淡いピンク色の花に感動してると
「でしょー! これ、自分でもスゴク綺麗に撮れたと思うの! 学校の近くにある公園の桜なんだよ。あとね……」
そう言うと、また画面をスライドさせ始めた。
四角いコンクリートの建物に木造の建物。
自然溢れる緑や紺碧の海。
友達だろう、女の子たちと笑顔で映る梨子。
次々と映し出される画像に
どんだけ撮ってんだよ!?
呆れてると
「あ、そうだ。これも見て!」
梨子はまたスマホを操作すると、今度は映像が流れ始めた。