天使と小悪魔①
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
しんとした空間で、ペンの音は走っては止まりを繰り返してる。
時間を持て余した俺は、紛らわすように窓の外を見たけど、今夜は月も星も見えなかった。
そう言えば、明日は雨だって、さっき天気予報で言ってたな……。
明日は学校にはエアカーで行くか……。
そんなことをぼんやり思ってると
「トランクス君、ここ教えて」
目の前の梨子が、問題集を差し出してきた。
「……どこ?」
「この『問い四』」
「ああ……これは……」
あの日以来、梨子は分からない問題があると、俺の部屋に来るようになった。
面倒だなとは思ったけど、教えるのは別に嫌いじゃない。
だから梨子が来れば、勉強を教えてた。
そしたら一昨日
「分からなかったらすぐに教えてもらえるし、トランクス君の部屋で勉強してもいい?」
って、図々しいことを言ってきた。
厚かましい奴だな……!
そう思ったけど、断れず
「別にいいけど……」
って、答えると
「ホント! ありがとう!!」
梨子は嬉しそうに微笑んだ。
「このⅹ=αを代入して……。そう、それで解いていけばいいよ」
「そっか! ありがとう」
ある程度まで教えると、梨子真剣な顔で問題を解き始めた。
時々垂れてくる、栗色の髪を耳に掛ける仕草にドキリとしつつ
それにしても……。
よく一人で男の部屋に来るよな……。
そう思った。
高校生にもなったら、普通来ないんじゃないのか?
あっちの地球じゃあ、こういうの気にしないのか?
時間を持て余した俺は、紛らわすように窓の外を見たけど、今夜は月も星も見えなかった。
そう言えば、明日は雨だって、さっき天気予報で言ってたな……。
明日は学校にはエアカーで行くか……。
そんなことをぼんやり思ってると
「トランクス君、ここ教えて」
目の前の梨子が、問題集を差し出してきた。
「……どこ?」
「この『問い四』」
「ああ……これは……」
あの日以来、梨子は分からない問題があると、俺の部屋に来るようになった。
面倒だなとは思ったけど、教えるのは別に嫌いじゃない。
だから梨子が来れば、勉強を教えてた。
そしたら一昨日
「分からなかったらすぐに教えてもらえるし、トランクス君の部屋で勉強してもいい?」
って、図々しいことを言ってきた。
厚かましい奴だな……!
そう思ったけど、断れず
「別にいいけど……」
って、答えると
「ホント! ありがとう!!」
梨子は嬉しそうに微笑んだ。
「このⅹ=αを代入して……。そう、それで解いていけばいいよ」
「そっか! ありがとう」
ある程度まで教えると、梨子真剣な顔で問題を解き始めた。
時々垂れてくる、栗色の髪を耳に掛ける仕草にドキリとしつつ
それにしても……。
よく一人で男の部屋に来るよな……。
そう思った。
高校生にもなったら、普通来ないんじゃないのか?
あっちの地球じゃあ、こういうの気にしないのか?