君たちまでの距離
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トランクス君と話せたことが嬉しくて、ウキウキしながら部屋へと続く廊下を歩いてると、少し前をマコちゃんが竹刀を持って歩いてのが見えた。
「マコちゃん!」
呼んで、振り返った顔に
「どこ行ってたの?」
って、小走りで近付くと
「掛かり稽古」
マコちゃんは、短く答えた。
「……掛かり稽古って、打ち込むやつだよね?」
「そう。トランクスさんに頼んで、相手になってもらったんだ」
「へぇ……トランクスさんと……」
「おかげで、久しぶりに打ち込めてスッキリしたわー」
そう言うマコちゃんは、すごく清々しい顔をしてた。
「でも、トランクスさんは竹刀ないのにどうやって? まさか! あの剣で?!」
「いやいや……それ危ないだろ」
「じゃあ、どうやって?」
首を傾げると
「それがさ……指。人差し指一本」
マコちゃんは、人差し指を立てた。
「指っ?!」
「ね。嘘みたいでしょ」
そう言って、呆れたように笑うマコちゃんに、胸がギュッと苦しくなった。
マコちゃんが「気」について教わるようになってから、マコちゃんはトランクスさんと居ることが多くなった。
二人が一緒に居る姿を見る度に、胸がギュッと苦しくなって、黒い渦で心が淀んだ。
そっか……剣道の相手もしてくれるんだ……。
いいな……。
マコちゃんと違って、全然縮まらないトランクスさんとの距離に、さっきまでの浮かれてた気分は、どんどん暗い底の方へと萎んで沈んでいった。
「マコちゃん!」
呼んで、振り返った顔に
「どこ行ってたの?」
って、小走りで近付くと
「掛かり稽古」
マコちゃんは、短く答えた。
「……掛かり稽古って、打ち込むやつだよね?」
「そう。トランクスさんに頼んで、相手になってもらったんだ」
「へぇ……トランクスさんと……」
「おかげで、久しぶりに打ち込めてスッキリしたわー」
そう言うマコちゃんは、すごく清々しい顔をしてた。
「でも、トランクスさんは竹刀ないのにどうやって? まさか! あの剣で?!」
「いやいや……それ危ないだろ」
「じゃあ、どうやって?」
首を傾げると
「それがさ……指。人差し指一本」
マコちゃんは、人差し指を立てた。
「指っ?!」
「ね。嘘みたいでしょ」
そう言って、呆れたように笑うマコちゃんに、胸がギュッと苦しくなった。
マコちゃんが「気」について教わるようになってから、マコちゃんはトランクスさんと居ることが多くなった。
二人が一緒に居る姿を見る度に、胸がギュッと苦しくなって、黒い渦で心が淀んだ。
そっか……剣道の相手もしてくれるんだ……。
いいな……。
マコちゃんと違って、全然縮まらないトランクスさんとの距離に、さっきまでの浮かれてた気分は、どんどん暗い底の方へと萎んで沈んでいった。