日日是好日
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
講義が終わり、休憩も兼ねてトランクスさんとお茶を飲んでると
「真琴ちゃんは、何で剣道をしようと思ったんだい?」
と、尋ねられた。
よく聞かれる問いに
「父が剣道やってるんで、それで」
いつも通り答えると
「へぇ、お父さんが?」
青い目が少し見開かれた。
「はい。母はピアノさせたかったみたいですけど、私は剣道の方がカッコイイって思ったんで」
「ハハ。そうなんだ」
「兄と私が剣道、弟はサッカーで、誰もピアノに興味ないから、母はブツブツ言ってます」
「それは、お母さんには気の毒だね」
「まぁ、でも母には梨子がいますから」
「真琴ちゃんのお母さんが、梨子ちゃんのピアノの先生だったね」
「はい。母が梨子をウチに連れて来たんですよ。天才を見つけた! って言って」
「天才か……。うん……梨子ちゃんのピアノは本当に凄く綺麗だったよ」
「まぁ、天才ってのは私も認めてるんですけど……。あ。でも、調子に乗るんで、あの子の前であまり褒めないで下さいね」
「アハハ。厳しいな」
「あの子の為です」
そう言い切ると、トランクスさんはまた可笑しそうに笑った。
トランクスとは違い、この人はよく笑顔を見せる。
だから好感を持てるし、とてもいい人に見える。
まぁ、実際いい人だし。
トランクスの方も、もう少し笑えば可愛いげがあるのにな……。
あのクールぶった顔が頭を過ぎり
やっぱり、残念な奴だな……。
私は改めて、そう思った。
「真琴ちゃんは、何で剣道をしようと思ったんだい?」
と、尋ねられた。
よく聞かれる問いに
「父が剣道やってるんで、それで」
いつも通り答えると
「へぇ、お父さんが?」
青い目が少し見開かれた。
「はい。母はピアノさせたかったみたいですけど、私は剣道の方がカッコイイって思ったんで」
「ハハ。そうなんだ」
「兄と私が剣道、弟はサッカーで、誰もピアノに興味ないから、母はブツブツ言ってます」
「それは、お母さんには気の毒だね」
「まぁ、でも母には梨子がいますから」
「真琴ちゃんのお母さんが、梨子ちゃんのピアノの先生だったね」
「はい。母が梨子をウチに連れて来たんですよ。天才を見つけた! って言って」
「天才か……。うん……梨子ちゃんのピアノは本当に凄く綺麗だったよ」
「まぁ、天才ってのは私も認めてるんですけど……。あ。でも、調子に乗るんで、あの子の前であまり褒めないで下さいね」
「アハハ。厳しいな」
「あの子の為です」
そう言い切ると、トランクスさんはまた可笑しそうに笑った。
トランクスとは違い、この人はよく笑顔を見せる。
だから好感を持てるし、とてもいい人に見える。
まぁ、実際いい人だし。
トランクスの方も、もう少し笑えば可愛いげがあるのにな……。
あのクールぶった顔が頭を過ぎり
やっぱり、残念な奴だな……。
私は改めて、そう思った。