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主人公の幼馴染(女の子)呼び方

「気のこと、分かったかな?」

 上手く説明出来たかな? そう苦笑いする顔に

「はい、よく分かりました。ありがとうございました」

 私は深く頭を下げた。

 「気」という言葉は日本にもあるが、この地球での「気」とは違っていた。

 日本では「心」や「意思」のような、精神面を指す言葉として使われるが、ここではそれだけじゃなかった。

 この地球の人たちは「気」というものを、自在に操れる。

 そんな人間、私たちの地球には居ないだろう。

 だから、それだけでも、この地球に来た甲斐があったと思えた。

真琴ちゃんも、修行すれば舞空術や気功波が使えるようになるよ」

 トランクスさんにそう言われたが、それは断った。

 そりゃ、舞空術なんて使えるようになったら便利だろ。

 だけど、人前で隠して使わないといけないような力は御免だ。

 ストレスになる。

 そのうち、そんな力を持つ人間のいない地球に帰るんだから、尚更だ。

 それに、あっちの地球には、携帯カメラを持った素人カメラマンがうじゃうじゃいる。

 もし、うっかり舞空術を使ってるとこなんて撮られでもして、ネットや、よくある「驚愕映像」の類のテレビ番組なんかで流されたら、たまったもんじゃない。

 使えない力なら、持たないに限る。

 だから、空を飛んだり気功波みたいなものは使えなくて構わない。

 ただ「気」を感じ取れるようになりたいとは思い

「気を感じ取れるようになるだけで十分です」

 そう言うと

「じゃあ、明日から修行に移ろうか」

 トランクスさんは分かったというふうに、笑顔を見せた。
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