日日是好日
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この地球に来てから、私たちは取り敢えず鞄に入ってた教科書やノートを使って、自習はしてた。
夕食が終わり、部屋に戻った今も、梨子と向かい合って、数学の問題と対峙してる。
つくづく、受験生じゃなくてよかったな。そう思っていると
「私たち、受験生じゃなくてよかったね」
梨子が呟いた。
同じことを思ってたらしい梨子に
「ねぇ、私たち帰れると思う?」
尋ねると
「帰れるよ。映画でも小説でも、主人公は帰れるのがお決まりのパターンだもん!」
自信満々の答えが返ってきた。
「そ……。じゃあ、私たちも大丈夫だな」
「うん、大丈夫だって! 神龍にお願いすれば帰れるって、ブルマさんたちも言ってたし!」
何の不安もない。そんなふうな梨子に
「……でも……帰れても『浦島太郎』状態だったらどうする?」
そう言って眉を顰めると
「浦島太郎……?」
急に出てきた昔話のタイトルに、目の前の顔はキョトンとしていた。
「あの話し。最後、竜宮城から帰って来るけど、帰って来た場所は未来の世界だったって説もあるでしょ?」
「え?! そうなの?」
「うん。だから、私たちもそうなったらどうする?」
「……それって、神龍にお願いして帰っても、私たちの地球は未来の地球になってるってこと……?」
「そう。私たちのことなんか誰も知らない、未来の地球になってるってこと……」
「まさか……! そんなことないって!」
「言い切れる?」
「い、言い切ることは出来ないけど……」
夕食が終わり、部屋に戻った今も、梨子と向かい合って、数学の問題と対峙してる。
つくづく、受験生じゃなくてよかったな。そう思っていると
「私たち、受験生じゃなくてよかったね」
梨子が呟いた。
同じことを思ってたらしい梨子に
「ねぇ、私たち帰れると思う?」
尋ねると
「帰れるよ。映画でも小説でも、主人公は帰れるのがお決まりのパターンだもん!」
自信満々の答えが返ってきた。
「そ……。じゃあ、私たちも大丈夫だな」
「うん、大丈夫だって! 神龍にお願いすれば帰れるって、ブルマさんたちも言ってたし!」
何の不安もない。そんなふうな梨子に
「……でも……帰れても『浦島太郎』状態だったらどうする?」
そう言って眉を顰めると
「浦島太郎……?」
急に出てきた昔話のタイトルに、目の前の顔はキョトンとしていた。
「あの話し。最後、竜宮城から帰って来るけど、帰って来た場所は未来の世界だったって説もあるでしょ?」
「え?! そうなの?」
「うん。だから、私たちもそうなったらどうする?」
「……それって、神龍にお願いして帰っても、私たちの地球は未来の地球になってるってこと……?」
「そう。私たちのことなんか誰も知らない、未来の地球になってるってこと……」
「まさか……! そんなことないって!」
「言い切れる?」
「い、言い切ることは出来ないけど……」