「青い春」ってやつ
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「真琴ちゃんは、大きいトランクスちゃんとお勉強してるわよ」
おばあちゃんにニコニコと微笑まれて、ビクッとした。
たまに勘がいいんだよな、おばあちゃん……。
「勉強? って、何の……?」
「そう言えば、何だったかしらぁ?」
おばあちゃんは思い出すように、顎に人指し指を当てた。
二人で勉強……。
って……お兄ちゃんに限ってそんなワケないだろ!
邪な妄想が広がりそうになって、慌てて掻き消してると
「おねえちゃん、イヌさん弾いて!」
ブラの催促する声が聞こえてきた。
「……イヌさん? ああ『子犬のワルツ』ね! うん、いいよ!」
梨子が笑顔で答えると、ブラは嬉しそうに、ピアノの椅子からピョンと下りた。
思いもよらず、梨子のピアノを聴くチャンスがきて、ピアノの方を見ると、梨子と目が合いギクリとした。
俺がいることに気付いてなかったらしく、梨子は驚いた顔をしたけど、すぐにいつもの緩い笑顔を見せると
「トランクス君、おかえりなさーい!」
そう言って、手を振ってきた。
咄嗟に「ただいま」っていう言葉が出なくて、半分口を開いたまま突っ立てると、梨子はすぐに顔をピアノの方へ戻した。
そして、背筋を伸ばし、右手を鍵盤の上に置いた次の瞬間、軽やかなメロディが鳴り始めた。
――!
一瞬で周りの空気が変わった気がした。
……ピアノって、こんなに綺麗な音だったか?
こんなに「いいな」って思えるようなもんだったか?!
おばあちゃんにニコニコと微笑まれて、ビクッとした。
たまに勘がいいんだよな、おばあちゃん……。
「勉強? って、何の……?」
「そう言えば、何だったかしらぁ?」
おばあちゃんは思い出すように、顎に人指し指を当てた。
二人で勉強……。
って……お兄ちゃんに限ってそんなワケないだろ!
邪な妄想が広がりそうになって、慌てて掻き消してると
「おねえちゃん、イヌさん弾いて!」
ブラの催促する声が聞こえてきた。
「……イヌさん? ああ『子犬のワルツ』ね! うん、いいよ!」
梨子が笑顔で答えると、ブラは嬉しそうに、ピアノの椅子からピョンと下りた。
思いもよらず、梨子のピアノを聴くチャンスがきて、ピアノの方を見ると、梨子と目が合いギクリとした。
俺がいることに気付いてなかったらしく、梨子は驚いた顔をしたけど、すぐにいつもの緩い笑顔を見せると
「トランクス君、おかえりなさーい!」
そう言って、手を振ってきた。
咄嗟に「ただいま」っていう言葉が出なくて、半分口を開いたまま突っ立てると、梨子はすぐに顔をピアノの方へ戻した。
そして、背筋を伸ばし、右手を鍵盤の上に置いた次の瞬間、軽やかなメロディが鳴り始めた。
――!
一瞬で周りの空気が変わった気がした。
……ピアノって、こんなに綺麗な音だったか?
こんなに「いいな」って思えるようなもんだったか?!