初恋
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そう言った母さんの発言に納得しながら、俺は彼女が奏でるピアノの音色に耳を傾けた。
そして、また彼女の新たな一面を知ることが出来たことを嬉しく思った。
梨子さんが母さんのリクエストでピアノを弾くようになったのは、彼女たちがこの地球に来てすぐのことらしく、真琴さんからそう聞いた時
梨子さんが断り切れず弾いているんじゃ……。
と訝ったのだけれど、むしろ彼女は喜んでピアノを弾いているらしかった。
「ピアノは人前で弾けるのにねぇ……」
不満そうに言っていた真琴さんだったが、あのパーティー以来、梨子さんはギターの弾き語りというものも披露してくれるようになり
「あんなに嫌がってたのに」
そう言って目を丸くする母さんと真琴さんに
「えへへ……。みなさんのおかげです!」
と梨子さんは恥ずかしそうに笑っていた。
何故、人前でギターを弾かなかったのか理由は分からないが、あんなふうに唄えるのだから、人前で唄わないのは勿体ない。
そう思った。
正直、歌や音楽のことはよく分からないが、梨子さんの歌は心に響くものがあったし、楽しそうに唄う彼女の姿をもっと見たかった。
普段のふわりとした彼女とは違う、ギターをかき鳴らし唄う、勢いのある姿にもすっかり魅せられ、俺はますます梨子さんに惹かれていった。
もっと、梨子さんのことを知れたらな……。
そんなことを思っていると、その機会はすぐにやってきた。
そして、また彼女の新たな一面を知ることが出来たことを嬉しく思った。
梨子さんが母さんのリクエストでピアノを弾くようになったのは、彼女たちがこの地球に来てすぐのことらしく、真琴さんからそう聞いた時
梨子さんが断り切れず弾いているんじゃ……。
と訝ったのだけれど、むしろ彼女は喜んでピアノを弾いているらしかった。
「ピアノは人前で弾けるのにねぇ……」
不満そうに言っていた真琴さんだったが、あのパーティー以来、梨子さんはギターの弾き語りというものも披露してくれるようになり
「あんなに嫌がってたのに」
そう言って目を丸くする母さんと真琴さんに
「えへへ……。みなさんのおかげです!」
と梨子さんは恥ずかしそうに笑っていた。
何故、人前でギターを弾かなかったのか理由は分からないが、あんなふうに唄えるのだから、人前で唄わないのは勿体ない。
そう思った。
正直、歌や音楽のことはよく分からないが、梨子さんの歌は心に響くものがあったし、楽しそうに唄う彼女の姿をもっと見たかった。
普段のふわりとした彼女とは違う、ギターをかき鳴らし唄う、勢いのある姿にもすっかり魅せられ、俺はますます梨子さんに惹かれていった。
もっと、梨子さんのことを知れたらな……。
そんなことを思っていると、その機会はすぐにやってきた。