悟飯さんとトランクスさんの関係について聞いたことがなかった私は、そう考えた。

　よく知らないが、特別な間柄なら、トランクスさんにはその悟飯さんとの再会を楽しみにしていて欲しい。

　そう思ってると

「マコちゃん、パーティーだって！　楽しみだね！！」

　満面の笑みを向けてきた梨子に

「え？　ああ、うん」

　と、冷めた返事を返しながらも、パーティーが開催される週末を待ち遠しく思った。




　週末。

　西の都の天気は相変わらずの快晴で、絶好のパーティー日和となった。

　会場である広い芝生の庭には、白いテーブルクロスの掛かった丸テーブルが並び、料理はビュッフェ形式らしく、白いテーブルクロスが掛けられた長テーブルにズラリと並んでいる。

　そして、そんな会場には、私たちの地球にはきっと存在しないだろう個性的な人？　たちが、料理を食べたり、談笑したりしていた。

　ＳＦ感とセレブ感の混じったホームパーティー風景を目の当たりにして、梨子と二人立ち尽くしてると

「梨子ちゃーん、真琴ちゃーん！　こっちこっちー！！」

　仲間の人たちと立ち話しするブルマさんが、私たちに気付き手招きしてきた。

　ブルマさんの声で一斉に仲間の人たちがこちらに顔を向けると、梨子は笑顔で手を振り、ブルマさんたちのところへ向かって歩きだした。

　そんな梨子の後について、私も仕方なく歩き出すと、私たちに気付いたらしいクリリンさんとヤムチャさんも、ブルマさんたちのところへ集まってきた。