彼女の見つめる先に
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「ま、それがトランクスさんのキャラならどうしようもないけど」
あっさりとそう返され、拍子抜けしちゃった。
どうでもいいって感じで、また本を読み始めたマコちゃんに
「前のトランクスさんみたいな人だったら、話しやすいのになー。そう思わない?」
そう聞くと、マコちゃんから「ああ」って気のない返事が返ってきた。
つれないマコちゃんに、密かにガッカリしてると
「私はあんたみたいに、トランクスさんに特別な感情持ってないから普通に話せるけど」
マコちゃんからそんな言葉が飛んできて、ドキッとした。
そう……。
違う人だって分かってるのに、私はトランクスさんに――今、ここにいるトランクスさんに、未来の世界へ帰ってしまったトランクスさんを重ねて見てた。
好きで、好きで。
でも、完璧な失恋で終わった恋。
あの恋を、私はまだ忘れらずに引き摺ってた。
なかなかトランクスさんを忘れられないのは、新たにやって来たトランクスさんのせいだ……!
そんな断ち切れない恋を、何の罪もないトランクスさんのせいにして、苦くて甘酸っぱい恋にしがみついてた。
「早く忘れなきゃ!」って気持ちと、楽しかった片想いの記憶に、胸の中はいつもグルグルと渦を巻いてた。
今も、そんな自分の心の中の渦に飲み込まれそうになってると
「ねぇ。今いるトランクスさんはどうなの?」
マコちゃんが心の渦の中に、小石を投げてきた。
「今いるトランクスさんは好きになりそうにないの?」
珍しく、好奇を浮かべる黒い瞳に
あっさりとそう返され、拍子抜けしちゃった。
どうでもいいって感じで、また本を読み始めたマコちゃんに
「前のトランクスさんみたいな人だったら、話しやすいのになー。そう思わない?」
そう聞くと、マコちゃんから「ああ」って気のない返事が返ってきた。
つれないマコちゃんに、密かにガッカリしてると
「私はあんたみたいに、トランクスさんに特別な感情持ってないから普通に話せるけど」
マコちゃんからそんな言葉が飛んできて、ドキッとした。
そう……。
違う人だって分かってるのに、私はトランクスさんに――今、ここにいるトランクスさんに、未来の世界へ帰ってしまったトランクスさんを重ねて見てた。
好きで、好きで。
でも、完璧な失恋で終わった恋。
あの恋を、私はまだ忘れらずに引き摺ってた。
なかなかトランクスさんを忘れられないのは、新たにやって来たトランクスさんのせいだ……!
そんな断ち切れない恋を、何の罪もないトランクスさんのせいにして、苦くて甘酸っぱい恋にしがみついてた。
「早く忘れなきゃ!」って気持ちと、楽しかった片想いの記憶に、胸の中はいつもグルグルと渦を巻いてた。
今も、そんな自分の心の中の渦に飲み込まれそうになってると
「ねぇ。今いるトランクスさんはどうなの?」
マコちゃんが心の渦の中に、小石を投げてきた。
「今いるトランクスさんは好きになりそうにないの?」
珍しく、好奇を浮かべる黒い瞳に