Blue&Blue②
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そして、もう一つは……。
それは。
お兄ちゃんが梨子が好きだってことだ。
え?
何で分かるかって?
そんなの見てれば分かる。
お兄ちゃんてば、いつも梨子ばかり見てるから。
あれだけ目で追ってるのを見たら、誰だって気付くって。
気付いてないのは、多分梨子だけだ。
そして、密かに梨子もお兄ちゃんを見てることに、俺は気付いてた。
レストランで。
リビングで。
庭で。
梨子はお兄ちゃんの姿を見る度に、俺を見る時とは明らかに違う目を、お兄ちゃんに向けてた。
それが気になって。
何となく面白くなくて。
気付くと胸の辺りがモヤモヤするようになってた。
そして……ある日の夜。
「あ。お兄ちゃん」
俺は気付かなかった振りをして、廊下で俺と梨子との話しを聞いてたお兄ちゃんに声を掛けた。
部屋で梨子に勉強を教えてること。
梨子が俺の部屋で寛ぐ程、俺に心を許してること。
そのことを話すと、お兄ちゃんの気がほんの少しだけ乱れた。
それが何だか快感だった。
お兄ちゃんより優位に立ててることで、何だか気分が良かった。
って。
べ、別に競ってるわけじゃない!
俺にはマイちゃんがいるし、梨子みたいなヤツはタイプじゃない!
ただ、面白くない。
そう。
面白くないだけだ。
俺は胸の中でそう否定しながら、お兄ちゃんと別れ、部屋へと戻った。
それは。
お兄ちゃんが梨子が好きだってことだ。
え?
何で分かるかって?
そんなの見てれば分かる。
お兄ちゃんてば、いつも梨子ばかり見てるから。
あれだけ目で追ってるのを見たら、誰だって気付くって。
気付いてないのは、多分梨子だけだ。
そして、密かに梨子もお兄ちゃんを見てることに、俺は気付いてた。
レストランで。
リビングで。
庭で。
梨子はお兄ちゃんの姿を見る度に、俺を見る時とは明らかに違う目を、お兄ちゃんに向けてた。
それが気になって。
何となく面白くなくて。
気付くと胸の辺りがモヤモヤするようになってた。
そして……ある日の夜。
「あ。お兄ちゃん」
俺は気付かなかった振りをして、廊下で俺と梨子との話しを聞いてたお兄ちゃんに声を掛けた。
部屋で梨子に勉強を教えてること。
梨子が俺の部屋で寛ぐ程、俺に心を許してること。
そのことを話すと、お兄ちゃんの気がほんの少しだけ乱れた。
それが何だか快感だった。
お兄ちゃんより優位に立ててることで、何だか気分が良かった。
って。
べ、別に競ってるわけじゃない!
俺にはマイちゃんがいるし、梨子みたいなヤツはタイプじゃない!
ただ、面白くない。
そう。
面白くないだけだ。
俺は胸の中でそう否定しながら、お兄ちゃんと別れ、部屋へと戻った。