呼ばれた私自身、そのことを忘れかけてて、ハッとしてると

「妙な三人組……。そうだったな、ピッコロ」

　確認するようにベジータさんがピッコロさんを見ると「ああ……」って答えるピッコロさんは、すぐに口元を結んだ。

「妙な三人組……ですか」

　そう呟いてから

「ふーん……。その三人組が攻めてでも来れば、何かしら手掛かりが掴めるかもしれませんけどねぇ」

　ウイスさんがさらっと言うと

「それが一番手っ取り早いね」

　ビールを飲み干し頷くビルス様を、みんなは同感だと言うふうな顔で見つめてた。

　


　マコちゃんがいなくなってから、三日が経った。

　悟空さんとピッコロさんは、引き続きマコちゃんを捜してくれてたけど、マコちゃんの行方は分からないままだった。

「次はおまえが狙われるかもしれん。その前に自分の地球に帰った方がいいんじゃないか？」

　べジータさんにそう言われたけど、私は首を縦には振らなかった。

　マコちゃんを置いて帰るなんて、絶対に嫌だった。

　絶対に、二人で一緒に帰りたかった。

　そんな私を見て

「そうね……。もし梨子ちゃんだけ帰ったりしたら、絶対に真琴ちゃんのこと聞かれるでしょ？　それも面倒よ」

　ブルマさんはそう言うと、私がこの地球に留まることを賛成してくれた。

　そしてヴァドスさんは

「それでは、私はいまは必要ありませんね。そろそろシャンパ様が目を覚まされる頃ですし、一度帰らせて頂きます」

　そう言って、第六宇宙の破壊神様のところへ帰って行った。