ベスト・キッズ①
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そう言って、素振りの形を解いた。
真琴さんに気の基本を教えたのは、もう一つの未来から来た俺……と、ピッコロさんだった。
そのことを知ったのは、つい最近のことだ。
もう一人の俺は気を教えることを躊躇っていたそうだが、真琴さんが食い下がり、渋々折れたらしい。
だが。おかげで、それが今、真琴さんが自分自身を守ることに繋がっている。
真琴さんが「気」へ興味を持ったことも大きいだろうが、もう一人の俺とピッコロさんが、気の基本を真琴さんにしっかり教えたことはかなりの功績だ。
これなら、何とか真琴さんを守りきり、トワの企みを阻止することが出来るかもしれない!
そんな、楽観的なことを考えてると
「でも、身を守るには、もっと修行が必要みたいですけど……」
真琴さんは、溜息交じりにそう言ってから
「やっぱり、気功波ってやつを使えるようになった方がいいんですかねぇ」
と、渋い表情を浮かべた。
「そんな力は要らない」と、舞空術や気功波の習得を拒否してた真琴さんだが、修行をするうちに、気持ちに変化があったのかと思い
「そうですね。使えた方が、襲われた時に多少の時間は稼げますから」
力があるなら、発揮した方がいい。
そう思って勧めると
「そうですね……。あ。でも、もし使えるようになったら、今度は水じゃなくて、気功波撃ちますからね」
冷ややかな視線を向ける真琴さんに、俺は顔を引き攣らせた。
真琴さんに気の基本を教えたのは、もう一つの未来から来た俺……と、ピッコロさんだった。
そのことを知ったのは、つい最近のことだ。
もう一人の俺は気を教えることを躊躇っていたそうだが、真琴さんが食い下がり、渋々折れたらしい。
だが。おかげで、それが今、真琴さんが自分自身を守ることに繋がっている。
真琴さんが「気」へ興味を持ったことも大きいだろうが、もう一人の俺とピッコロさんが、気の基本を真琴さんにしっかり教えたことはかなりの功績だ。
これなら、何とか真琴さんを守りきり、トワの企みを阻止することが出来るかもしれない!
そんな、楽観的なことを考えてると
「でも、身を守るには、もっと修行が必要みたいですけど……」
真琴さんは、溜息交じりにそう言ってから
「やっぱり、気功波ってやつを使えるようになった方がいいんですかねぇ」
と、渋い表情を浮かべた。
「そんな力は要らない」と、舞空術や気功波の習得を拒否してた真琴さんだが、修行をするうちに、気持ちに変化があったのかと思い
「そうですね。使えた方が、襲われた時に多少の時間は稼げますから」
力があるなら、発揮した方がいい。
そう思って勧めると
「そうですね……。あ。でも、もし使えるようになったら、今度は水じゃなくて、気功波撃ちますからね」
冷ややかな視線を向ける真琴さんに、俺は顔を引き攣らせた。