ピアノレッスン③
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梨子が弾きだしたピアノを聴いて「あれ?」と思った。
さっきより、音が小さく聴こえる。
鍵盤の上をスムーズに動く梨子の指を見つめながら「気のせいか?」なんて首を傾げてると、梨子の指が止まって
「これくらいなら、家まで聴こえないかな?」
梨子が苦笑いを浮かべた。
「ああ……大丈夫じゃないか」
鍵盤を叩く、指の力を弱めたようにも思えなくて、不思議に思いながら答えると
「音、小さくしたんだけど」
梨子は、ピアノの下をチラリと見た。
ペダル……?
そう言えば、そんなもの付いてたな……。
つられて見た先にあった、三つのペダルに気付くと
「この左のペダルを踏むとね、音を小さく出来るの」
梨子はペダルから足を外して、鍵盤を一つ鳴らしてから、また一番左側にあるペダルを踏んで、鍵盤を鳴らしてみせた。
綺麗に響いた最初の音と違って、次に出た音は、音質が変わったような柔らかい音がする。
ピアノのペダルって、そんな役割があったのか。
感心してると
「右側が、音を響かせるダンパーペダルで、真ん中のは……これはグランドピアノだから、ソステヌートペダルっていうの。このペダルは鍵盤から指を離した後も音が伸びるんだけど、ほとんど使わないかな」
簡単にペダルの説明をした梨子は
「それじゃ、弾いてみよっか!」
にこりと微笑んだ。
「じゃあ、こことここと……ここを、このリズムで弾いてもらっていい?」
さっきより、音が小さく聴こえる。
鍵盤の上をスムーズに動く梨子の指を見つめながら「気のせいか?」なんて首を傾げてると、梨子の指が止まって
「これくらいなら、家まで聴こえないかな?」
梨子が苦笑いを浮かべた。
「ああ……大丈夫じゃないか」
鍵盤を叩く、指の力を弱めたようにも思えなくて、不思議に思いながら答えると
「音、小さくしたんだけど」
梨子は、ピアノの下をチラリと見た。
ペダル……?
そう言えば、そんなもの付いてたな……。
つられて見た先にあった、三つのペダルに気付くと
「この左のペダルを踏むとね、音を小さく出来るの」
梨子はペダルから足を外して、鍵盤を一つ鳴らしてから、また一番左側にあるペダルを踏んで、鍵盤を鳴らしてみせた。
綺麗に響いた最初の音と違って、次に出た音は、音質が変わったような柔らかい音がする。
ピアノのペダルって、そんな役割があったのか。
感心してると
「右側が、音を響かせるダンパーペダルで、真ん中のは……これはグランドピアノだから、ソステヌートペダルっていうの。このペダルは鍵盤から指を離した後も音が伸びるんだけど、ほとんど使わないかな」
簡単にペダルの説明をした梨子は
「それじゃ、弾いてみよっか!」
にこりと微笑んだ。
「じゃあ、こことここと……ここを、このリズムで弾いてもらっていい?」