ピアノレッスン②
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「えっ?! 嘘!! 聴こえたの?!」
梨子は慌てた顔をした。
「まぁ、微かにだけど」
「ゴメンね! ここなら聴こえないと思ったんだけど……!」
「せっかく寝ようと思ったのに、邪魔されたよ」
「うっ……ゴメンナサイ……」
「ま、いいけど……。それより、何でこんなとこで弾いてんだよ? いつも練習してる部屋があるだろ」
たったいま、かき消された質問をまたすると
「え? えっと……気分? 外で弾きたい気分だったの」
梨子は困ったような、へらっとした緩い笑顔を浮かべた。
「気分ねぇ……」
「そ、気分。ほら、今日って月がキレイでしょ? だから、外でピアノを弾きたいなって思ったの」
「ふーん……。で、何でここなんだ?」
「え?」
「ここ、知ってたのか?」
人が滅多に立ち入らない、寂しい森を見回すと
「あ、うん。ここ、私のお気に入りの場所なんだ。緑の森の中に、この白い……四阿っていうんだっけ? が、ポツンてある感じとかスゴク好きで。あと、人が来ないでしょ? だから、ギターの練習するのに丁度良かったから、よく来てたの」
梨子は、子供みたいな無邪気な笑顔で答えた。
「ギターを弾くのを見られたくない」
そう言えば、少し前までそう言ってたもんな。
確かに、ここなら誰も来ないし、音の迷惑もかけないだろうから、ギターを弾くのにはいいかもしれない。
なんて、納得してると
「でも、家まで聴こえちゃってたなら、ピアノはダメだね……。ゴメンね……」
申し訳なさそうに、梨子は眉を下げた。
梨子は慌てた顔をした。
「まぁ、微かにだけど」
「ゴメンね! ここなら聴こえないと思ったんだけど……!」
「せっかく寝ようと思ったのに、邪魔されたよ」
「うっ……ゴメンナサイ……」
「ま、いいけど……。それより、何でこんなとこで弾いてんだよ? いつも練習してる部屋があるだろ」
たったいま、かき消された質問をまたすると
「え? えっと……気分? 外で弾きたい気分だったの」
梨子は困ったような、へらっとした緩い笑顔を浮かべた。
「気分ねぇ……」
「そ、気分。ほら、今日って月がキレイでしょ? だから、外でピアノを弾きたいなって思ったの」
「ふーん……。で、何でここなんだ?」
「え?」
「ここ、知ってたのか?」
人が滅多に立ち入らない、寂しい森を見回すと
「あ、うん。ここ、私のお気に入りの場所なんだ。緑の森の中に、この白い……四阿っていうんだっけ? が、ポツンてある感じとかスゴク好きで。あと、人が来ないでしょ? だから、ギターの練習するのに丁度良かったから、よく来てたの」
梨子は、子供みたいな無邪気な笑顔で答えた。
「ギターを弾くのを見られたくない」
そう言えば、少し前までそう言ってたもんな。
確かに、ここなら誰も来ないし、音の迷惑もかけないだろうから、ギターを弾くのにはいいかもしれない。
なんて、納得してると
「でも、家まで聴こえちゃってたなら、ピアノはダメだね……。ゴメンね……」
申し訳なさそうに、梨子は眉を下げた。