とりあえず、気を失ってるだけらしい二人を家の中へと運び、ソファに横たわらせてから

「で、トランクス。あんた何で、あんなとこにいたの？」

　問い質すと

「え、えっと……ですね……」
　
　トランクスは言い淀んだ。

　まるで隠れるように、家の陰に身を潜めていたトランクスを不審な目で見つめてると

「おまえ……どこから来た？」

　べジータがじっとトランクスの顔を見つめ尋ねた。

「どこからって……未来に決まってんじゃない！」

　訳が分からずべジータを見ると

「こいつはこの間までこっちの世界に来ていたトランクスじゃない。別人だ」

　そう答えるべジータに、私と梨子ちゃんが「えっ？！」って驚いた声をあげた。

「あいつとはまた違う気を感じる……。答えろ、おまえはどこから来た」

　強い語気と鋭い目で見つめられ、トランクスが観念して何かを言いかけたその時

「やはり地球はデザートも最高ですね、ビルス様」

「ああ。さっき食べた、イチゴムース。アレはプリンには及ばないが美味かったよ」

　おやつを食べ終わり、レストランから戻って来たビルス様とウイスさんがリビングに入って来た。

　そして、そこにいるトランクスを見るなり

「あれ？　君は確か、時の界王神のところの……」

　ビルス様はそう言うと

「タイムパトロールの君がここに何の用だい？」

　怪訝な顔を浮かべた。

　……えっ？！

　ビルス様は、このトランクスを知ってるの？！

　っていうか、トキノカイオウシンって……？

　タイムパトロールって……何よソレ？！