ポメ姫①
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それにコクリと頷く真琴を見て、少し安心したのか、ウイスさんはいつもの白いチェアへ座ると、ツツッとジュースを啜った。
「本人にその気がない」
それが一番の安心ポイントだな。
そう思ってから
もし、俺が神の気を身に付けたらどうするだろ?
有り得ないことを考えた。
一応戦闘民族の血を引いてる。
神の気なんて、そんな未知の力を手に入れたら……。
パパと互角……とまではいかないだろうけど、今よりは断然いい戦いが出来るだろうな。
そう思った。
でも。
思うだけ。
もう、強さや戦いに興味はないし、神の力を身に付けたとろで、俺も「宝の持ち腐れ」になるだろうな。
過剰な力は要らないよな。
そういうことだろう真琴の考えに共感しながら、悟空さんの指導を真剣に聞く、黒く長い髪を一つに束ねた、ジャージ姿の真琴を見つめた。
女の子を指導する悟空さん。
その不思議で新鮮な光景に、つい見入ってると
「あら。あんたまで見学?」
後ろから「意外ね」と言いたげな、ママの声がした。
「あ、うん……」
何だかバツ悪くて、曖昧な返事を返すと
「ふーん。て言うか、あんたは孫君と真琴ちゃんより、あっちが気になるんじゃないの?」
にんまりとした顔が、そっとお兄ちゃんと梨子の方を指さした。
「っな! 何で?!」
小さく噛みつくように反論すると
「さて。何でかしらねー」
ママは意味深な笑顔を浮かべると、お兄ちゃんたちの座るテーブルの方へと歩いて行った。
「本人にその気がない」
それが一番の安心ポイントだな。
そう思ってから
もし、俺が神の気を身に付けたらどうするだろ?
有り得ないことを考えた。
一応戦闘民族の血を引いてる。
神の気なんて、そんな未知の力を手に入れたら……。
パパと互角……とまではいかないだろうけど、今よりは断然いい戦いが出来るだろうな。
そう思った。
でも。
思うだけ。
もう、強さや戦いに興味はないし、神の力を身に付けたとろで、俺も「宝の持ち腐れ」になるだろうな。
過剰な力は要らないよな。
そういうことだろう真琴の考えに共感しながら、悟空さんの指導を真剣に聞く、黒く長い髪を一つに束ねた、ジャージ姿の真琴を見つめた。
女の子を指導する悟空さん。
その不思議で新鮮な光景に、つい見入ってると
「あら。あんたまで見学?」
後ろから「意外ね」と言いたげな、ママの声がした。
「あ、うん……」
何だかバツ悪くて、曖昧な返事を返すと
「ふーん。て言うか、あんたは孫君と真琴ちゃんより、あっちが気になるんじゃないの?」
にんまりとした顔が、そっとお兄ちゃんと梨子の方を指さした。
「っな! 何で?!」
小さく噛みつくように反論すると
「さて。何でかしらねー」
ママは意味深な笑顔を浮かべると、お兄ちゃんたちの座るテーブルの方へと歩いて行った。