ポメ姫①
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ま。目覚めさせるって言っても、ほんの少しだけだから、見るまでもないんだけど……。
そう思いながら、ふと視線を向けた先にはお兄ちゃんと梨子、そしてコッカ―さんの姿があった。
庭のテーブルに並んで座るお兄ちゃんと梨子は、何やら楽しそうに話しをしてて、それに胸の中が何だかモヤッとした。
席は空いてる。
けど、俺はそこに入って行くのは気が引けて、少し離れた場所から修行のようすを見ることにした。
「よーし! 気のコントロールはまずまずだな」
腰に手を当て、笑顔で指導する悟空さんに
「修行をなさるのは構いませんが、最低限にして下さいね」
ウイスさんが悟空さんに注意した。
まさか、真琴と手合わせしたいなんて思ってはないと思うけど……。
悟空さんのことだもんな……。
考えてそうだよな……。
ママや悟飯さんから聞いた、悟空さんの戦うことへの貪欲さや、これまでの破天荒なエピソードを思い出して、正直「大丈夫かな……」と一抹の不安が過った。
そして、それはウイスさんも同じらしく
「いいですね、悟空さん。敵から身を守る程度でいいんですよ。敵との戦い方など教えなくていいですからね」
って、釘を刺した。
「……大丈夫でしょうか?」
そう言いたげなウイスさんに
「分かってるって! 大丈夫さ。まぁ、オラが戦い方教えたくても、真琴にその気がねぇからな」
悟空さんは残念そうな笑顔を浮かべながら「なぁ?」って、真琴に同意を求めた。
そう思いながら、ふと視線を向けた先にはお兄ちゃんと梨子、そしてコッカ―さんの姿があった。
庭のテーブルに並んで座るお兄ちゃんと梨子は、何やら楽しそうに話しをしてて、それに胸の中が何だかモヤッとした。
席は空いてる。
けど、俺はそこに入って行くのは気が引けて、少し離れた場所から修行のようすを見ることにした。
「よーし! 気のコントロールはまずまずだな」
腰に手を当て、笑顔で指導する悟空さんに
「修行をなさるのは構いませんが、最低限にして下さいね」
ウイスさんが悟空さんに注意した。
まさか、真琴と手合わせしたいなんて思ってはないと思うけど……。
悟空さんのことだもんな……。
考えてそうだよな……。
ママや悟飯さんから聞いた、悟空さんの戦うことへの貪欲さや、これまでの破天荒なエピソードを思い出して、正直「大丈夫かな……」と一抹の不安が過った。
そして、それはウイスさんも同じらしく
「いいですね、悟空さん。敵から身を守る程度でいいんですよ。敵との戦い方など教えなくていいですからね」
って、釘を刺した。
「……大丈夫でしょうか?」
そう言いたげなウイスさんに
「分かってるって! 大丈夫さ。まぁ、オラが戦い方教えたくても、真琴にその気がねぇからな」
悟空さんは残念そうな笑顔を浮かべながら「なぁ?」って、真琴に同意を求めた。