CC家の姉妹②
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地球全体についての質問の後は、私たちの住む日本のことについて聞かれた。
日本のことなら、大体のことは答えられる。
私と梨子の話す量は、さっきよりも確実に増え、タイツさんも「へぇ」や「なるほどねー」なんて言いながら、軽やかにキーボードを叩いていた。
そんな、日本に興味を持ってくれたタイツさんに、私は愛読書の「武士道」のことを話した。
日本を知らない人向けに書かれたものだから、タイツさんにはうってつけの本だ。
タイツさんは当然食いつき、後で「武士道」を貸す約束をした。
日本の国について、根掘り葉掘り聞かれたあと
「それじゃあ、二人の日常生活について聞いてもいい?」
タイツさんは私たちの日常のことについて質問してきた。
「はい」と頷きつつ、どんな質問がくるのかと構えてると
「家族は? 二人がどんな家族に囲まれて暮らしてたのか教えてくれる?」
タイツさんの黒い目が、楽しそうに私たちを見つめていた。
私は、両親と私含めて三人兄弟であること。
そして梨子も、両親と姉がいることを話すと、次は家族の年齢や性格について聞かれた。
思えば、家族のことを聞かれることなんか、滅多にない。
だから、タイツさんにあれこれ家族のことを聞かれ話してみると、何だか新鮮に感じて、柄にもなく家族が恋しくなった。
こんなことを梨子に言ったら
「マコちゃんにもそんなカワイイとこあるんだね!」
なんて、鬱陶しいリアクションをするだろうから「絶対に言わないでおこう……」と、心の中で呟いていた。
日本のことなら、大体のことは答えられる。
私と梨子の話す量は、さっきよりも確実に増え、タイツさんも「へぇ」や「なるほどねー」なんて言いながら、軽やかにキーボードを叩いていた。
そんな、日本に興味を持ってくれたタイツさんに、私は愛読書の「武士道」のことを話した。
日本を知らない人向けに書かれたものだから、タイツさんにはうってつけの本だ。
タイツさんは当然食いつき、後で「武士道」を貸す約束をした。
日本の国について、根掘り葉掘り聞かれたあと
「それじゃあ、二人の日常生活について聞いてもいい?」
タイツさんは私たちの日常のことについて質問してきた。
「はい」と頷きつつ、どんな質問がくるのかと構えてると
「家族は? 二人がどんな家族に囲まれて暮らしてたのか教えてくれる?」
タイツさんの黒い目が、楽しそうに私たちを見つめていた。
私は、両親と私含めて三人兄弟であること。
そして梨子も、両親と姉がいることを話すと、次は家族の年齢や性格について聞かれた。
思えば、家族のことを聞かれることなんか、滅多にない。
だから、タイツさんにあれこれ家族のことを聞かれ話してみると、何だか新鮮に感じて、柄にもなく家族が恋しくなった。
こんなことを梨子に言ったら
「マコちゃんにもそんなカワイイとこあるんだね!」
なんて、鬱陶しいリアクションをするだろうから「絶対に言わないでおこう……」と、心の中で呟いていた。