シグナル①
夢小説設定
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稽古を始めた時に比べたら、自分の気が大きくなってることは感じてた。
でも、それは多分稽古のおかげじゃない。
いや……稽古のおかげもあるだろうけど、力が明らかに大きくなり始めたのは、あの夢を見始めてからだ。
思わず黙り込んでしまった私に
「どうかされましたか?」
不思議そうに尋ねてきたウイスさんに、私は躊躇いながらも、夢の話し話すことにした。
夢を見始めたのは、つい三週間程前。
最初は「変な夢」くらいにしか思ってなかった。
でも、その夢をここ一週間、毎晩見るようになった。
毎晩見始めて、やっと真っ白な空間に現れる人の形をした光が、見たこともない女の人だったことが分かった。
光ってるから、色はとんでて真っ白だけど、長い髪と大きな目が印象的な、すごく綺麗な女の人で、どこかで見たことがあるようなないような……打掛みたいな服を着てた。
その人は私に何かを伝えたいみたいで、いつも静かに口を動かしていた。
でも、何を言ってるのか、聞き取れたことがない。
そんなハッキリとしてるような、してないような……曖昧な夢だから、誰にも言えずにいた。
でも。
あの夢を見る度に、私は自分の中に眠る気が大きくなってることを感じてた。
夢の中で、あの女の人が私の手を握る度に、力が注ぎ込まれてるような、そんな感覚がした。
所詮「夢の話しだろ」。
そう言われるだろうと覚悟してたけど、私の話しを黙って聞いてたウイスさんは
「その夢の中に出てくる人……。もしかしたらポメ姫様かもしれませんね……」
神妙な顔で、そう呟いた。
でも、それは多分稽古のおかげじゃない。
いや……稽古のおかげもあるだろうけど、力が明らかに大きくなり始めたのは、あの夢を見始めてからだ。
思わず黙り込んでしまった私に
「どうかされましたか?」
不思議そうに尋ねてきたウイスさんに、私は躊躇いながらも、夢の話し話すことにした。
夢を見始めたのは、つい三週間程前。
最初は「変な夢」くらいにしか思ってなかった。
でも、その夢をここ一週間、毎晩見るようになった。
毎晩見始めて、やっと真っ白な空間に現れる人の形をした光が、見たこともない女の人だったことが分かった。
光ってるから、色はとんでて真っ白だけど、長い髪と大きな目が印象的な、すごく綺麗な女の人で、どこかで見たことがあるようなないような……打掛みたいな服を着てた。
その人は私に何かを伝えたいみたいで、いつも静かに口を動かしていた。
でも、何を言ってるのか、聞き取れたことがない。
そんなハッキリとしてるような、してないような……曖昧な夢だから、誰にも言えずにいた。
でも。
あの夢を見る度に、私は自分の中に眠る気が大きくなってることを感じてた。
夢の中で、あの女の人が私の手を握る度に、力が注ぎ込まれてるような、そんな感覚がした。
所詮「夢の話しだろ」。
そう言われるだろうと覚悟してたけど、私の話しを黙って聞いてたウイスさんは
「その夢の中に出てくる人……。もしかしたらポメ姫様かもしれませんね……」
神妙な顔で、そう呟いた。