ワン・デイ④
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ギターの弦を選んで、レジへと向かった。
目的の物を手にした梨子さんは、嬉しそうでいて、どこかホッとしたような表情をしている。
豊富な種類。
しかも、全く馴染みのないメーカーの中から選ぶというのは、なかなか難しかったんじゃないかと、ホッとする梨子さんの表情にも頷けた。
あの数の中から、二つだけ手にした梨子さんに
「思っていたものと違うかもしれませんし、いくつか買ってもらって大丈夫ですよ」
と、遠慮しないでいいと伝えたが、彼女は「大丈夫です」と微笑んで、それ以上手に取ろうとはしなかった。
母さんの言うように、遠慮がちな性質らしい。
「あの子たち、かなり遠慮がちなのよねー。買い物に誘っても全然来ようとしないのよ!」
と、口を尖らせてた母さんを思い出す。
母さんは、梨子さんたちと一緒に買い物をするのを楽しみにしていたようだが、それが叶えられないことを、かなり残念がってるようだった。
そして、その目論見を託すように
「私とじゃ遠慮して買い物しにくいのかもしれないから……いいわね、トランクス! あんたが買い物しやすいように誘導してあげなさい! 買い物が嫌いな女の子なんていないんだから!」
そう言って、母さんからプリペイドカードを渡された。
のだが……。
こうして女の子と買い物に行くという経験を今までしたことがない俺は、どうすれば梨子さんが買い物をしたくなるようになるのかなど全く分からず、これからどうしようかと、密かに頭を悩ませていた。
目的の物を手にした梨子さんは、嬉しそうでいて、どこかホッとしたような表情をしている。
豊富な種類。
しかも、全く馴染みのないメーカーの中から選ぶというのは、なかなか難しかったんじゃないかと、ホッとする梨子さんの表情にも頷けた。
あの数の中から、二つだけ手にした梨子さんに
「思っていたものと違うかもしれませんし、いくつか買ってもらって大丈夫ですよ」
と、遠慮しないでいいと伝えたが、彼女は「大丈夫です」と微笑んで、それ以上手に取ろうとはしなかった。
母さんの言うように、遠慮がちな性質らしい。
「あの子たち、かなり遠慮がちなのよねー。買い物に誘っても全然来ようとしないのよ!」
と、口を尖らせてた母さんを思い出す。
母さんは、梨子さんたちと一緒に買い物をするのを楽しみにしていたようだが、それが叶えられないことを、かなり残念がってるようだった。
そして、その目論見を託すように
「私とじゃ遠慮して買い物しにくいのかもしれないから……いいわね、トランクス! あんたが買い物しやすいように誘導してあげなさい! 買い物が嫌いな女の子なんていないんだから!」
そう言って、母さんからプリペイドカードを渡された。
のだが……。
こうして女の子と買い物に行くという経験を今までしたことがない俺は、どうすれば梨子さんが買い物をしたくなるようになるのかなど全く分からず、これからどうしようかと、密かに頭を悩ませていた。