ワン・デイ③

夢小説設定

この小説の夢小説設定
主人公
主人公の苗字
主人公の幼馴染(女の子)
主人公の幼馴染(女の子)の苗字
主人公の幼馴染(女の子)呼び方

 ブルマさんに教えてもらった楽器屋さんは、カプセルコーポレーションから街の中心に向かう途中の、大きな通りにあった。

 楽器屋さん以外にも、本屋さんや服屋さんなんかも入ってる七階建ての大きなビルで、結構目立つその建物に気付いてなかった自分にショックを受けた。

 この地球に来て早々、ブルマさんに連れられて、西の都を案内してもらった時に、マコちゃんはこの建物に気付いてたんだ……。

 観察力のあるマコちゃんを、改めて「頼もしい!」と思う反面、何も考えず、ただ街の景色を眺めてた自分を情けなく思ってると

「楽器店は五階みたいですね。エレベーターで上がりましょうか」

 入り口のフロア案内図を見てたトランクスさんが、こっちを振り向いた。



 平日の昼間だからか、楽器屋さんはお客さんはほとんどいなくてガランとしてた。

 まぁ、楽器を扱う専門的なお店だもんね。それは仕方ないかも。

 学校や仕事が終わる夕方になると、お客さんは増えてくるはず。

 私がよく行く楽器屋さんがそうだから。

 夕方は、ギターやベースなんかを持った人が増えてくる。

 楽器の販売以外に、色々な楽器のレッスンをしてたりするから、レッスンを受けに来る子供なんかもいたりする。

 そんな、何かしら楽器に関わる人たちが集まる楽器屋さんが、私はすごく好きだった。

 それに、何台も並んでるピアノだったり、壁にびっしり掛けられたギターだったり。  

 ガラスの棚にずらっと並んだ、ピカピカ光る管楽器だったり。

 たくさんの楽器に囲まれることが出来る、楽器屋さんが大好きだった。  
1/5ページ
スキ