ワン・デイ②
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これまで、聞かれてもおかしくなかった質問だが、みんな気を遣っているのか、それとも、敢えて聞かないのか、未来の世界のことを聞かれたことがなかった。
この世界に来てすぐぐらいに
「未来の私は元気にやってる?」
と、母さんに聞かれたぐらいだ。
そして、俺からも未来の世界について話すことはなかった。
と、言うより話せなかった。
セルを倒してすぐに、時の界王神様に「時の巣」へ呼ばれた俺は、その後の地球の復興がどれぐらい進んだのかよく知らない。
地球の復興具合は、母さんと時々連絡を取る中で聞くくらいだ。
梨子さんからの「こんな感じ」という質問に、どう答えればいいか言葉を探していると
「トランクスさんの世界の西の都も、こんなふうに賑やかになってきてますか?」
返ってこない答えに、質問を重ねてきた梨子さんに
「さすがに、ここまでは……。この前、母さんと連絡を取った時に、人造人間が現れる前の都にだいぶん戻ってきたとは言ってましたけど……」
言葉を濁し答えると
「ん……? 母さんて……ブルマさんから聞くんですか? トランクスさんは? トランクスさんはカプセルコーポレーションに帰ったりしないんですか?」
小首を傾げる梨子さんに
「え、ええ。実は、タイムパトロールの仕事が忙しくて、なかなか地球に帰れてないんです」
曖昧な笑顔を浮かべて答えると
「タイムパトロールって、そんなに忙しいんですか……!?」
梨子さんが、驚いたように俺の方を見てるのが、視界の端に見えた。
この世界に来てすぐぐらいに
「未来の私は元気にやってる?」
と、母さんに聞かれたぐらいだ。
そして、俺からも未来の世界について話すことはなかった。
と、言うより話せなかった。
セルを倒してすぐに、時の界王神様に「時の巣」へ呼ばれた俺は、その後の地球の復興がどれぐらい進んだのかよく知らない。
地球の復興具合は、母さんと時々連絡を取る中で聞くくらいだ。
梨子さんからの「こんな感じ」という質問に、どう答えればいいか言葉を探していると
「トランクスさんの世界の西の都も、こんなふうに賑やかになってきてますか?」
返ってこない答えに、質問を重ねてきた梨子さんに
「さすがに、ここまでは……。この前、母さんと連絡を取った時に、人造人間が現れる前の都にだいぶん戻ってきたとは言ってましたけど……」
言葉を濁し答えると
「ん……? 母さんて……ブルマさんから聞くんですか? トランクスさんは? トランクスさんはカプセルコーポレーションに帰ったりしないんですか?」
小首を傾げる梨子さんに
「え、ええ。実は、タイムパトロールの仕事が忙しくて、なかなか地球に帰れてないんです」
曖昧な笑顔を浮かべて答えると
「タイムパトロールって、そんなに忙しいんですか……!?」
梨子さんが、驚いたように俺の方を見てるのが、視界の端に見えた。