ワン・デイ②
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そう言って玄関ロビーを出ると、後ろから受付の女性の「行ってらっしゃいませ」という声が聞こえた。
無地の白いTシャツに、黒いロングのスカート。
くるりと後ろで束ねられた髪は、耳の前後とうなじの辺りから、少し髪が垂れていて、普段の梨子さんより大人びて見えた。
そんな、エアカーの助手席に座る梨子さんに胸を高鳴らせていると
「あの……」
梨子さんが俺の背中を見てから、不思議そうな顔を俺に向けた。
「ああ。剣は街に持って行ったら目立つので、置いて来ました」
彼女の疑問に答えると
「やっぱり、この地球でも剣を持ってると変なんだ」
何気なく言われた「変」という言葉に引っ掛かりつつ
「そ、そうですね。この地球は平和ですから……」
そう答えながら、実は母さんから
「せっかくのデートなんだから、剣は置いていきなさいよ」
と、言われたことを思い出していた。
別に、母さんの言う通りにしたつもりはないのだが、この間のモンスター島と比べると、西の都は断然平和だ。
剣を持っていることの方が、何かとリスクが高い気がする。
そう思って、今日はいつも背中にある相棒を部屋に置いてきた。
少し落ち着かないが、多分剣がないこと以上に、梨子さんと出掛けることの方が落ち着かない……。
そんなことを思いながら、エアカーのハンドルをグッと握り、隣りの梨子さんの存在を感じてると
「トランクスさんの世界の西の都も、こんな感じですか?」
賑わう街を横目に、ふとされた質問に戸惑ってしまった。
無地の白いTシャツに、黒いロングのスカート。
くるりと後ろで束ねられた髪は、耳の前後とうなじの辺りから、少し髪が垂れていて、普段の梨子さんより大人びて見えた。
そんな、エアカーの助手席に座る梨子さんに胸を高鳴らせていると
「あの……」
梨子さんが俺の背中を見てから、不思議そうな顔を俺に向けた。
「ああ。剣は街に持って行ったら目立つので、置いて来ました」
彼女の疑問に答えると
「やっぱり、この地球でも剣を持ってると変なんだ」
何気なく言われた「変」という言葉に引っ掛かりつつ
「そ、そうですね。この地球は平和ですから……」
そう答えながら、実は母さんから
「せっかくのデートなんだから、剣は置いていきなさいよ」
と、言われたことを思い出していた。
別に、母さんの言う通りにしたつもりはないのだが、この間のモンスター島と比べると、西の都は断然平和だ。
剣を持っていることの方が、何かとリスクが高い気がする。
そう思って、今日はいつも背中にある相棒を部屋に置いてきた。
少し落ち着かないが、多分剣がないこと以上に、梨子さんと出掛けることの方が落ち着かない……。
そんなことを思いながら、エアカーのハンドルをグッと握り、隣りの梨子さんの存在を感じてると
「トランクスさんの世界の西の都も、こんな感じですか?」
賑わう街を横目に、ふとされた質問に戸惑ってしまった。