プリティガール①
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ピアノの椅子に座ったまま、鍵盤の上に突っ伏している梨子さん。
どれぐらいの時間この状態だったのか、鍵盤は音を出すことをとっくにやめている。
そんな彼女の姿に慌てていると
「ああ、やっぱり……!」
真琴さんの呆れた声が
「すいません、トランクスさん。この子、部屋まで連れて行ってもらえませんか」
そう言って、俺に頼んできた。
「え……?!」
戸惑いの声を漏らす俺に
「今回はただ寝てるだけみたいですから。心配しなくて大丈夫です」
真琴さんの、ホッとした声に
じゃあ、危ない時もあったのか……?!
そう思いながら、ピアノに突っ伏す梨子さんを覗き込むと、彼女はスースーと小さいな寝息を立てて眠っていた。
初めて見る、彼女の寝顔にドキリとしてると
「この子、たまにこんなふうになるんですよ」
やれやれ。と言うような、溜息混じりの声が「じゃ、お願いします」と、俺に梨子さんを部屋まで運ぶよう、促してきた。
「は、はい」
そう答えたものの、梨子さんに触れることなると思うと、緊張で身体が強張った。
触れてみたい……。
その欲望が、こんな形で叶うとは思わず、噛みしめるように、ゆっくりと梨子さんを椅子から抱き上げた。
下を向くと、間近にある可愛い寝顔に、俺の心拍数はみるみる上昇し
お、落ち着け、俺!
自分にそう言い聞かせていると
「……変なことしないで下さいね」
ジトリとした黒い目が、俺を睨んでいた。
どれぐらいの時間この状態だったのか、鍵盤は音を出すことをとっくにやめている。
そんな彼女の姿に慌てていると
「ああ、やっぱり……!」
真琴さんの呆れた声が
「すいません、トランクスさん。この子、部屋まで連れて行ってもらえませんか」
そう言って、俺に頼んできた。
「え……?!」
戸惑いの声を漏らす俺に
「今回はただ寝てるだけみたいですから。心配しなくて大丈夫です」
真琴さんの、ホッとした声に
じゃあ、危ない時もあったのか……?!
そう思いながら、ピアノに突っ伏す梨子さんを覗き込むと、彼女はスースーと小さいな寝息を立てて眠っていた。
初めて見る、彼女の寝顔にドキリとしてると
「この子、たまにこんなふうになるんですよ」
やれやれ。と言うような、溜息混じりの声が「じゃ、お願いします」と、俺に梨子さんを部屋まで運ぶよう、促してきた。
「は、はい」
そう答えたものの、梨子さんに触れることなると思うと、緊張で身体が強張った。
触れてみたい……。
その欲望が、こんな形で叶うとは思わず、噛みしめるように、ゆっくりと梨子さんを椅子から抱き上げた。
下を向くと、間近にある可愛い寝顔に、俺の心拍数はみるみる上昇し
お、落ち着け、俺!
自分にそう言い聞かせていると
「……変なことしないで下さいね」
ジトリとした黒い目が、俺を睨んでいた。