24年目のキス③
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真琴さんの剣道の稽古に付き合った後、レストランで昼食を食べ部屋に戻った。
レストランで梨子さんに会えるかと思ったが、彼女がレストランに来ることはなく、また俺の胸の中は罪悪感でいっぱいになった。
俺があんなことをしてしまったせいで、梨子さんはショックで寝込んでしまったに違いない……。
とにかく……梨子さんに謝らないと……!
……でも。
謝るだけでいいのか……?
あんなことをしてしまった理由を……話すべきなんじゃないだろうか……。
もう、この際俺の気持ちを梨子さんに伝えてしまおうか……。
いや……でも……!
ぐるぐると一人悩んでいると、部屋のドアをノックする音がしてビクリとした。
「は、はい……」
返事をしてドアを開けると、ドアの前に明らかに不機嫌そうな真琴さんが立っていた。
「……ど、どうかされましたか?」
尋ねる言葉を遮るように、真琴さんは無言で俺の横を通り過ぎると、部屋の真ん中辺りまで進んでからくるりとこっちに向き直り
「やってくれましたね」
そう言って俺を見据えた。
「やってくれた」
それはきっと、昨夜のことだとすぐに理解し
「……梨子さんから聞かれたんですね……」
観念して項垂れると
「はい、聞きました」
いつになく冷たい口調が返ってきた。
「そ、そうですか……。それで、あの……梨子さんは……?」
俺は目の前の不機嫌な顔に、恐る恐る尋ねていた。
レストランで梨子さんに会えるかと思ったが、彼女がレストランに来ることはなく、また俺の胸の中は罪悪感でいっぱいになった。
俺があんなことをしてしまったせいで、梨子さんはショックで寝込んでしまったに違いない……。
とにかく……梨子さんに謝らないと……!
……でも。
謝るだけでいいのか……?
あんなことをしてしまった理由を……話すべきなんじゃないだろうか……。
もう、この際俺の気持ちを梨子さんに伝えてしまおうか……。
いや……でも……!
ぐるぐると一人悩んでいると、部屋のドアをノックする音がしてビクリとした。
「は、はい……」
返事をしてドアを開けると、ドアの前に明らかに不機嫌そうな真琴さんが立っていた。
「……ど、どうかされましたか?」
尋ねる言葉を遮るように、真琴さんは無言で俺の横を通り過ぎると、部屋の真ん中辺りまで進んでからくるりとこっちに向き直り
「やってくれましたね」
そう言って俺を見据えた。
「やってくれた」
それはきっと、昨夜のことだとすぐに理解し
「……梨子さんから聞かれたんですね……」
観念して項垂れると
「はい、聞きました」
いつになく冷たい口調が返ってきた。
「そ、そうですか……。それで、あの……梨子さんは……?」
俺は目の前の不機嫌な顔に、恐る恐る尋ねていた。
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