24年目のキス③
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部屋を出るなり
「トランクスさん」
声を掛けられビクリとした。
向かおうとしていた先を見ると、真琴さんが不思議そうな顔でこっちを見ている。
真琴さんはチラッとギターに視線を向けてから
「それ、梨子のギターですよね?」
と尋ねてきた。
「っえ、ええ……」
「……何でトランクスさんが持ってんですか?」
当然思うだろう、聞かれたくなかった質問をされ
「こ、これは、その……梨子さんにギターを教えてもらっていまして……」
笑顔で誤魔化すと
「へぇ……そうなんですか」
訝しむ真琴さんに、もっとツッコまれるかと覚悟していたが、真琴さんは意外にもあっさりと納得してくれ、それ以上ツッコんではこなかった。
拍子抜けしていると
「あ。もしかして、ギター返しに行こうとしてました? それなら後にした方がいいですよ、梨子いま寝てるみたいなんで」
そう言われ
「そ、そうですか……。それじゃあ、後で返しに行くことにします」
笑顔を作ってから
「あ、あの、ところで真琴さんは、俺に何か?」
と話しを逸らすと、剣道の稽古に付き合って欲しいということだった。
今日は、父さんと悟空さんがトレーニングをしているので、俺同様真琴さんも時間が空いているんだろう。
梨子さんに謝罪に行こうと思っていたが、真琴さんにこうして捉まってしまっては今は無理だと判断した俺は
「いいですよ」と答えていた。
「トランクスさん」
声を掛けられビクリとした。
向かおうとしていた先を見ると、真琴さんが不思議そうな顔でこっちを見ている。
真琴さんはチラッとギターに視線を向けてから
「それ、梨子のギターですよね?」
と尋ねてきた。
「っえ、ええ……」
「……何でトランクスさんが持ってんですか?」
当然思うだろう、聞かれたくなかった質問をされ
「こ、これは、その……梨子さんにギターを教えてもらっていまして……」
笑顔で誤魔化すと
「へぇ……そうなんですか」
訝しむ真琴さんに、もっとツッコまれるかと覚悟していたが、真琴さんは意外にもあっさりと納得してくれ、それ以上ツッコんではこなかった。
拍子抜けしていると
「あ。もしかして、ギター返しに行こうとしてました? それなら後にした方がいいですよ、梨子いま寝てるみたいなんで」
そう言われ
「そ、そうですか……。それじゃあ、後で返しに行くことにします」
笑顔を作ってから
「あ、あの、ところで真琴さんは、俺に何か?」
と話しを逸らすと、剣道の稽古に付き合って欲しいということだった。
今日は、父さんと悟空さんがトレーニングをしているので、俺同様真琴さんも時間が空いているんだろう。
梨子さんに謝罪に行こうと思っていたが、真琴さんにこうして捉まってしまっては今は無理だと判断した俺は
「いいですよ」と答えていた。